2017年冬ドラマの中で、おそらく多くの方が注目しているであろうTBS系「下剋上受験」について書いちゃいます。
と言うのも、この作品には桜井信一さん著「下剋上受験」という原作があって、お受験に向けて悩んでいる全国のお父さん&お母さんの間で大いに評判になったからであります。
ま、だからこそドラマ化されるわけですが、受験シーズンに向かうこの時季としては、さすがドラマのTBSと言われるだけあるチョイスだと思います。
そこで気になるのは、原作とドラマの違い・・・とくに結末なんですよね。
これらについて、ネタバレ的にチェックしていこうと思います!
ドラマ版「下剋上受験」の内容をチェック
ドラマ版「下剋上受験」の主人公は、阿部サダヲさん演じる「桜井信一」、原作者と同じ名前であります。
奥さんの「香夏子」を深田恭子さん、
偏差値41の状態から偏差値72以上とも言われる最難関の中学校を目指す娘「佳織」を、オーディションで約250人の中から選ばれた山田美紅羽(やまだ みくう)ちゃんが演じます。
そこに、桜井一家とは真逆のエリート役に要潤さん、ほかにも風間俊介さん、小林薫さん、そして「湘南乃風」の若旦那さんらが脇を固めます。
ドラマというからには、これらの登場人物が絡み合った人間模様も描かれることでしょう。
で、気になるストーリーは? って言うと、公式サイトには次のように書かれていますね。
受験シーズンである1月に笑って泣ける“受験ホームドラマ”
下町の古い集合住宅に暮らす桜井家は、大黒柱の信一、妻の香夏子、小学5年生の一人娘・佳織の三人家族。
桜井家は代々中卒で、信一も同じ道を辿った。
そして、同じく中卒の香夏子と結婚し、現在は不動産業の熱血営業マンだ。
そんな学歴とは無縁な桜井家に、佳織が受験した「全日本統一小学生テスト」の結果が届く。
“トンビが鷹を生む”ことを願っていた信一だったが、その結果は散々なものだった。引用元:tbs.co.jp
で、自身の苦い社会経験から、娘の幸せのためには学歴が大事だと痛感した信一は、妻の香夏子の反対にあいながらも佳織に入塾テストを受けさせます。
結果は最低クラスで、しかもこれから高学歴を目指すには手遅れだとまで言われる始末・・・。
落胆する佳織の姿を見た信一は、自分との二人三脚で中学受験を目指す決意をするのですが・・・!
これらに信一の父親(小林薫さん)や、要潤さんらが絡んでドタバタしながらも、桜井家は奇跡に向かって突き進んでいくわけであります。
原作「下剋上受験」の内容をチェック
さて、それでは原作の「下剋上受験」はどんな内容なのか・・・って話。
ここからはもしかしたらドラマ版のネタバレにつながる恐れもありますんで、ご用心くださいませ。
まずは、桜井信一氏による原作ですが、これってご本人一家が体験した実話なんですってね♪
それがこちらの書籍であります。
桜井信一 著
楽天レビューによれば、5点満点中、総合4.5前後と、けっこうな高評価でありました。
それらを一部ご紹介すると次のような感じです。
子供だけがんばるのではない、親も一緒にがんばらなければならない。
我が家も中学受験を控えています。ダメなところも含め、親のサポートの仕方等参考になりました。
我が家も作者と同じく子供を導いていけたらと思いました。私自身はこの作者の方の環境とは全く異なり、特に学歴を気にすることなく育ちましたが、意外とこうした問題を抱えている人が少なくない(それまで100人に1人ぐらいの問題だと思っていました)という現実を知り、色々と考えるうちに出会った本です。
中学受験なんて自分の家には関係ないという親御さん、とうの昔に通り過ぎた道だという社会人の方、子供がいない家庭の方にも是非読んで頂きたいです。自宅学習でどこまで中学受験できるのか・・
まさに身を削ってのトライだったのがうかがえます。
夫に見せたところ俄然闘志がわいたようでして、
頼もしい限りです私自身が中学受験経験がありますが、それでもとてもに参考になります。特に父親は経験があると知ったかぶりしがちですが、最新の中学受験事情を知るのに必読の本だと感じました。
ちなみに、原作の章立ては次のようになっております。
第一章:こんな場所にいてはいけない
第二章:中学受験というギャンブル
第三章:異常な水準の世界
第四章:本当の馬鹿を理解して欲しい
第五章:父さんは人柱になる
第六章:受験前夜
第七章:「最難関」の本当の意味
「父さんは人柱になる」という言葉に、桜井氏のそうとうな覚悟が感じられます。
最後の『「最難関」の本当の意味』ってのもかなり気になりますよね?
話によれば、桜井氏は娘の応援途上でうつ病になってしまったそうな・・・。
それがドラマでも描かれているのか、それは始まってみないと分からないんですが、かなり過酷な状況だったことは想像できます。
で、ここからが結末に触れるネタバレ的な話なんですが・・・!
原作中で桜井家が目指すのは、「女子最難関」ともうわさされる私立桜蔭学園中学校への合格・・・。
ところが娘さん、第一志望だったここの受験には落ちてしまうんです!
結果的には第二志望の中学に合格するんですが、『「最難関」の本当の意味』って章が何を伝えようとしているのか・・・。
不良&ヤンキーの中卒夫婦が、娘の将来の幸せのために奮闘するこの物語。
みずからも睡眠時間を削ってまで勉強しちゃうお父さん・・・。
一時は「この娘もか・・・」と高校進学を心配された娘さんの学力を、第二志望とは言え受験成功にまで向上させたわけですよね。
考え方にもよりますが、ハッピーエンドですよ、これ♪
とは言え、原作とはストーリーも結末も往々にして異なるのが映像化であります。
脚本担当の両沢和幸さんも、けっこう悩んだんじゃないかと想像します。
1月13日金曜日の夜10時スタートのTBSドラマ「下剋上受験」♪
阿部サダヲさん面白いし、深キョンかわいいし、娘役に抜擢された山田美紅羽ちゃんも注目だし、毎回目が離せなくなりそうですな!
コイツ、ミナイトオモウ(ο・д・)(・д・`ο)ネー
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