ピンクシャツデーとは?きっかけは?2月の最終水曜日の理由をチェック

 

毎年2月の最終水曜日は”ピンクシャツデー”だってご存じですか?

今年2016年は2月24日ってことになりますね。

 

この日はピンク色のシャツを着て、いじめ撲滅を訴える日として世界的に定着しつつあります。

 

でもどうして2月の最終水曜日なんでしょうね?

その理由を、ピンクシャツデーが生まれたきっかけとともにご紹介したいと思います。

 

 

ピンクシャツデーが生まれたきっかけは?

ピンクシャツデーは、2008年にカナダで誕生しました。きっかけは2人の学生による働きかけだったんです。

 

2007年、カナダの東にあるノバ・スコシア州の学校で事件が起こります。

ピンク色のポロシャツを着て登校した男子生徒が、「同性愛者だ」とからかわれ、いじめに遭ってしまいます。

殴る蹴るなどの暴行を受けたとの話もあるようです ヽ( ̄ii ̄*)ノコラー

 

これを知った上級生の2人が、放課後に量販店でピンク色のTシャツを50枚も買い込みました。

そしてクラスメイトにインターネットを通じて、

「明日、このピンクシャツを校内で着てくれ」

と呼びかけたんです。

 

 

ところが翌日、呼びかけた2人も驚く現象が起きていました・・・。

想像を上回る数のピンクシャツを着た学生が、校内に溢れかえっていたんです。

(ノ´▽`)ノオオオオッ♪

 

2人の呼びかけに呼応したクラスメイトから、さらに多くの学生たちへ拡散されていたんですね。

ネットの威力、恐るべしって感じです。良くも悪くも、人の心を掴んだ情報は瞬く間に広がるのが現代社会ですね。

 

いじめを行っていた学生からすれば、この状況は「口があんぐり」モノだったことでしょうね♪

(  ̄ー ̄)ニヤッ

願わくば、自らの愚かな行為に気づいてくれたことを期待したいところです。

 

 

ピンクシャツデーが2月の最終水曜日なのはなぜ?

学生たちが取り組んだこの出来事は、地元のメディアに取り上げられてカナダ全土に広がりました。

その趣旨に多くの国民が共感したと言います。

 

そして、出来事の翌2008年、当時の州知事ゴードン・キャンベル氏は、

2月27日を”ピンクシャツデー”とする宣言をしました。

 

それを機に、子供たちや消防士、プロスポーツ選手らも賛同し、今では街がピンク色にライトアップされるほどに定着しました。

 

そうです。2008年2月27日という日が、2月の最終水曜日だったんですね。

 

「いじめに対して反対の意思を示し、決して傍観者にならないことの大切さを広める運動」として、現在、ピンクシャツデーは世界70カ国以上にまで広がっています。

日本でも多くの団体が積極的に運動を進めていますね。

 

私が驚いたのは、”いじめ”が世界共通の社会問題なのだという実態です。

 

しかもピンクシャツデーの発端が、人種のるつぼで、お互いの宗教や同性愛にも寛容であると言われるカナダでの出来事・・・。

いじめという悲しい行為の根の深さを実感せずにはいられません。

 

こんな私も、小学生時代にいじめを受けていた経験があります。もっとも、私の場合にはいじめっ子を一人ずつ待ち伏せして懲らしめ、自力で脱することができました |ω・)チラ

 

でも、そんなことができる人ばかりじゃないし、時代とともに陰湿さを増して、個人が手に負えるレベルではなくなっているケースも多いようです。

 

イベントに参加するほどでないにせよ、せめてこの日は、ピンク色の物でも身に付けて意思表示をしようと思います。
 

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