東京ディズニーリゾートのキャスト(スタッフ)不足が問題になっているみたいですね。
3年連続の入園料値上げに踏み切るそうですが、アルバイトスタッフらは、その恩恵を得られるんでしょうか・・・。
過去の「段ボール箱事件」からも浮き彫りになる、東京ディズニーリゾートのアルバイト待遇の現実を調べてみました。
「段ボール箱事件」とは?
話題になっている「段ボール箱事件」というのは、昨年2015年にアルバイトが引き起こした出来事です。
お土産店で、本来なら棚に陳列されるはずの”ぬいぐるみ”を、
なんと段ボール箱に入れたまま販売してしまったんだそうですよ・・・w( ̄▽ ̄;)w
さすがに東京ディズニーリゾートのファンの間でも大騒ぎになって、アルバイトへのオペレーション力の低下を露呈する形になりましたとさ・・・。
場所は夢の国・・・。
商店街の量販店みたいに、商品が段ボール箱に詰められたまま並んでいるなんて考えられない状況ですからね。
アルバイトへの教育、指示出しすら徹底できない内情になっているのかと、経営自体を危ぶむ声が上がったのも頷けます。
ところで、
「段ボール箱から商品を出して陳列するってことくらい、言われなくても分かるだろ?」
って声も聞こえてきそうですよね?
でもこれ、私も高校1年生のころに似たような経験があるんですよ・・・。
年末年始の郵便配達のアルバイトを初めてやったときのことです。郵便物が配達される区画ごとに束ねられていたんですが、それを一件の家に丸っと投函しちゃったんです w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
後で、
「一件の家の郵便物にしては、やけに多いな・・・?」
って考えなおして、取り戻して束をほどいてみたら、あ~ら、やっぱり・・・!
十数件分の手紙やハガキだったわけです。 バカナノ?(ο・д・)(・д・`ο)ネー
私が特別にアホだったのかもしれませんが、事前に教えられないと分からないことって、意外に多いと思うんですよね。
原因はアルバイトスタッフの高い離職率?
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドによれば、今回の入園料値上げの理由は、次のようなことだそうです。
・新アトラクション
・ショーのリニューアル
・パークのクオリティー向上
ところが、その裏ではレストランの食事代やグッズ類にも値上げが見られるそうで、最近のCS(顧客満足度)は低下の一途だと言われています。
ところで、理由の1つ「クオリティー向上」の中には、アルバイトスタッフの待遇面についても考慮されているのでしょうか・・・?
と言うのも、近年では東京ディズニーリゾートのベテランアルバイトの離職率が高まっているそうで、慢性的にアルバイトが不足していると聞いたからです。
私も若い頃、東京ディズニーランドのアルバイトに応募してみようかと思った時期がありました。
なんか華やかで楽しそうだし、時給が1,000円くらいと、当時としてはなかなかの高待遇だったからです。
ところがあれから何年も経つというのに、ほとんど時給はアップしていないらしいんですね。
今どき時給1,000円なんてアルバイトは近所にもいっぱいありますから、遠くてしんどい東京ディズニーリゾートでの仕事を選ぶ必要もないんですよ。
しかも「どこの高級ホテルだよ?」ってくらいの接客マナーも強いられるって言うし、業務内容と時給が吊り合わないって言って辞めちゃうみたいです。
そんな状態だから、新たなアルバイトなんて集まるはずもないし、付け焼き刃で集めた高校生や大学生だけでは追いつかないんですね。
で、働き手がクルクル入れ替わればオペレーションだって行き届かなくなっちゃいます。
結果、「段ボール箱事件」のような冗談みたいな失敗も起こり得るってわけなんでしょうね。
アトラクションやショーの拡充もイイですが、一番大事なのはスタッフが張り切って働ける環境、待遇だと思うんですけどねぇ~。
時給って、100円でも200円でも上がれば大きいんですよね!
夢の国でスタッフ達自身が夢を見られなくてどうする?って話だと思います。
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