世界的なジャズ・トランペッター日野皓正氏、御年74歳・・・。
自身が指導する中学生によるビッグバンドのステージで、ドラム奏者の男子に暴行を加える様子が公開されています。
これは8月20日に開催された『Dream Jazz Band 13th Annual Concert』での一幕。
世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区太子堂)で毎年開催されているもので、今回で13回目を迎える「せたがやこどもプロジェクト2017《ステージ編》 日野皓正 presents “Jazz for Kids”」のステージで起こりました。
そう、まさに本番のステージ、公衆の面前での出来事で、公開されている動画からは会場内の妙な空気が伝わってきます。
いったい何がどうなってこのような事態に至ったのか、とても気になるところであります。
日野皓正が男子中学生に手を上げた状況は?
週刊新潮が入手したという動画・・・。
観客がスマホで撮影したのでしょうか、決定的瞬間が映されておりました。
1人の男子中学生が、ドラムのソロパートを演奏しているように見えます。
画像が荒くて見づらいですが、周囲のメンバーたちもドラム奏者の男子中学生の方に目を向けているように見えます。
すると、画面右下からツカツカと歩み寄っていく日野皓正氏。
何か言いながら男子中学生のスティックを取り上げて投げ捨て、去ろうとします。
パフォーマンスの一環とでも思ったのか、会場内は笑いに包まれるのですが・・・。
この男子中学生は、なんと素手でドラムを叩き続けます。
するとすぐさま踵を返した日野氏は、男子中学生の髪をつかみ、何かを言っている様子。
会場の空気は急変します。
日野氏が何を言っているのかは、ちょっと聞き取りにくいんですが、
「帰れ!
お前のパートじゃない・・・!
みんな・・・・・・!
何だその顔は? 何だその顔は!?」
みたいな・・・。
そして右手で、男子中学生の左頬、右頬と往復ビンタを見舞うのであります。
なんだか、「JAZZバンド」「ドラマー」「ビンタ」というワードから、映画「セッション」を思い浮かべてしまいました・・・。
今回のケースとはまったく違うんですけどね・・・^^;
さて、世田谷区役所の教育委員会からは、
「行過ぎた指導であったと捉えている」
との回答があったとされる今回の一件・・・。
どのような事情があったのか気になります。
日野皓正が男子中学生に手を上げた理由とは?
世田谷区役所によれば、次のように説明しているそうです。
ソロパートでなかなか演奏を止めなかった子どもに対して、コンサートの進行に支障が出ると日野氏が判断し、演奏を中断させるということがありました。
その際にとった行為につきましては、教育委員会としましても、行過ぎた指導であったと捉えております。
そして、日野氏はコンサート終了後にこの男子中学生に話しかけ、男子本人も今回の一件について了解していた、と伝え聞いているそうです。
問題となるのは、これが体罰、暴力であるということと、よりによって公衆の面前で行われたということ・・・。
どんな事情があるにせよ、この行為は決して許されることではないでしょう。
ただ気になるのは、日野氏がどうしてここまでの行為に及んだのか、ということです。
体罰が日常的だったとでも?
いくらなんでも観客の前、本番ステージだってことくらい認識しているでしょう。
私が引っかかったのは、男子がドラムのソロパートらしき演奏をしている際に、周囲のメンバーが目を向けているということ・・・。
もしかしてこれって、予定になかった演奏なのでは?
あるいは、日頃からソロパートで暴走するクセがあったのでは?
などと想像してしまうのです。
いやけっこう多いんですよ、才能のある子供に限っては特に。
トランス状態に入っちゃうとか、悦に入って自分の世界に入っちゃうとか・・・。
歩み寄っていっていきなりスティックを取り上げて放り投げるという日野氏の行為からも、こんな状態が日常的に繰り返されていたのを感じます。
それに加えて、素手でドラムを叩き続けたことと、
「なんだその顔は!?」
という日野氏の言葉からは、男子中学生の反抗的な態度も感じられますね。
以前から確執があったのかな・・・?
日野氏はこのプロジェクトに1回目から携わり、今回で13回目・・・。
才能ある中学生らの育成に情熱を注いでいると言います。
その指導の一環としての行為だとしても、もう少し大人な対応ができなかったものかと残念な気もします。
また詳細が入りましたら、随時、追記してまいりたいと思います。