「とんねるず」の石橋貴明さんが自身のInstagramで「B Pressure(ビープレッシャー)」なる音楽ユニットの結成を発表しましたね。
かつて人気を博した「野猿」メンバーのTeru(平山晃哉氏)さん、Kan(神波憲人氏)さんらと再び組むとあって、当時のファンから歓喜の声が上がっています。
しかもつい先日、相方の木梨憲武さんもソロの音楽活動をスタートした直後とあって、「とんねるずロス」を感じていた世代には嬉しい展開なのではないでしょうか。
それにしても気になるのは石橋さんのユニット名「B Pressure」が何を意味するのか、その由来なんですが・・・?
そもそも大人気を博した「野猿」とは?
基本的な知識として、かつて華々しい活動をしていた音楽ユニット「野猿(やえん)」について触れておきたいと思います。
「野猿」は、「とんねるず」のフジテレビ系バラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』内の企画から誕生した11人組の音楽ユニットです。
その活動期間は1998年4月29日から2001年5月13日までなので、今現在の高校生や大学生の方々はほとんどご存じないことと思います。
メンバーは石橋貴明さん、木梨憲武さんのほか、『とんねるずのみなさんのおかげでした』のスタッフ、平山晃哉(アクリル装飾)、神波憲人(衣装)、成井一浩(大道具)、飯塚生臣(特殊効果)、大原隆(大道具)、網野高久(持道具)、星野教昭(運転手)、半田一道(スチルカメラマン)、高久誠司(カメラクレーン)という面々で、スタッフは基本的にノーギャラだったんだとか・・・。
元々は「とんねるず」による「KinKi Kids」のパロディーが発端だったんですが、本気で音楽活動に乗り出すとなった当初、私(管理人Jiro)にとっては「出た、悪ノリ・・・!」くらいの印象しかありませんでした。
ところが、
「やるとなったら徹底的にやる!」
という姿勢がスゴくて、秋元康さんが作詞するわ、後藤次利さんが作曲するわ、「TRF」のSAMさんらが振り付けするわ、レーベルは「avex」だわと、次第にその本気度がリアルになって驚かされたのを覚えています。
もっとも、そこは企画の一環ということもあって、番組内で「avex trax」の松浦代表に電話で交渉したり、メンバーの人気投票をして下位メンバーには罰ゲームを科したりというバラエティー番組ならではの演出も忘れてはいない所がさすがです。
実際のところ、そのパフォーマンスは相当な出来栄えで、シングルの全11曲が全部オリコンのトップ10入りした上に、3枚のアルバムは全てトップ5入りを果たしています。
売上枚数は累計で300万枚に登ると言うんですから、ちょっとした一時代を築いた存在でもあったわけです。
ちなみに、ユニット名の「野猿」の由来は、石橋さんが見かけたという野猿街道にあるラブホテル「ホテル野猿」なんだそうで、当時は「のざる」と読み間違っていたと言います。
新ユニット「B Pressure」とは?今後の展開は?
新ユニット「B Pressure」の結成が発表されたのは、石橋貴明さんのオフィシャルInstagramでのことでした。
画像右側のTeru(平山晃哉氏)さんは「野猿」時代から歌唱力に定評があり、中央のKan(神波憲人氏)さんはアイドルっぽい存在だった覚えがあります。
同時に「B Pressure オフィシャルサイトサイト」も開設されています。
石橋さんは、これまでにもInstagramで音楽活動の再開を匂わしていましたが、ここに来て一気に本格的な始動となったわけですね。
「野猿」で作曲を担当した後藤次利さんをプロデューサーに迎え、「サビ落とし」と銘打ったお披露目ライブを10月28、29日に大阪のライブハウス「ROCK TOWN」で開催します。
更に、11月1日に1stシングル「Freeze」をリリースすることが既に発表されています。
先日の「氣志團万博」に木梨憲武さんが出演してソロ活動のスタートを切ったばかり、ということもあって、「とんねるずロス」を感じていた私と同世代のファンの間には、歓喜の声が広がっています。
「氣志團万博」のステージ上で流されたとされる映像がこれ↑です。いつまで公開されているか分からないけど、ここに来ての活躍ぶりは嬉しいですね。
同時期に二人がソロ歌活動発表したのは
実は別々じゃなくコンビとして練られた計画なのかもね。
決して安易にとんねるずとしての歌活動はしない
新しい事をする
さすがだわ。
令和とんねるずはじまったな。#石橋貴明 #木梨憲武 pic.twitter.com/K8SlxQWvMi— あっきゅん (@akikuma12) 2019年9月17日
私も同感です。
きっと2人で練りに練った計画なんでしょうね。
仮にたまたまだった・・・なんて言ったとしても、そこはコンビの以心伝心ってことになるんでしょう。
ユニット名「B Pressure」の意味や由来は?
ユニット名「B Pressure」の意味や由来について、今のところ確かな情報は入って来ていません。
「B Pressure」でネット検索してみると「B 圧力」と直訳されます・・・。
そこで、個人的にあれこれ想像してみると、
「“B”ってもしかして“BPO(放送倫理・番組向上機構)”のことでは・・・?」
なんて発想が浮かんで来ました。
「とんねるずのみなさんのおかげでした」も含め、とんねるず(特に石橋さん)の番組って、何かとBPOの審議に上がっていた印象がありますし、2016年にはTBSバラエティ番組「オール芸人お笑い謝肉祭’16秋」が審議対象になっていました。
「とんねるず」全盛の時代から比べると、現在のテレビ番組は、あれもダメ、これもダメ、と、過激でひたすらくだらない笑いが徹底的に規制されている感があり、当時に活躍したタレントからすれば物足りなさを感じているはずです。
バラエティー番組やお笑いの在り方って何かと話題に上るし、かねてからその点を指摘している石橋さんがこうした形でメッセージを送って来たとしても不思議はないように思います。
ま、勝手な憶測ですので、ここらの情報は追ってまた検証して行きたいと思います。