馬場祥弘が森のくまさん訳詞の真相は?原曲の歌詞を和訳してみた!

出典:youtube.com

 

パーマ大佐が訴えられた?森のくまさんに歌詞を追加の何がNG?

お笑いタレントのパーマ大佐こと國土郁音(こくど いくと)さんが、ユニバーサルミュージックから発売した「森のくまさん」の替え歌CD・・・。

 

訳詞の著作権を持つ馬場祥弘(ばば よしひろ)氏から、CD&DVDの販売中止やインターネット上の動画削除、慰謝料300万円を求められている騒動が起こりました。

 

「著作者人格権」なる法律に抵触するかどうかが問われているようです。

 

これって、原曲の訳詞を使っていなければ替え歌にしてもOKらしいんですが、今回のケースでは歌詞を許可なく追加しちゃっている点がポイントだそうです。

 

ところが、この騒動を機に、「森のくまさん」にまつわる怪しい事実が浮かび上がって来たんです・・・。

 

 

そもそも「森のくまさん」とは?

初めて「森のくまさん」を発表したのは、NHK「みんなのうた」だったそうです。

 

作詞作曲者が不明の海外民謡を、当時のプロデューサー後藤田さんという方が発掘したんだとか・・・。

 

それを、依頼された玉木宏樹さんが編曲、歌を担当するダークダックス用にアレンジしたものだったと言います。

 

詞についても当時のディレクターらと協力して、メロディーに乗りやすい詞を選んで出来上がった曲に「森のくまさん」と名付けて発表したそうなんですね。

 

「作曲者不詳」の作品として・・・。

 

ところが数年後、著作権協会に現れた馬場祥弘氏が、自分が「森のくまさん」の作詞作曲者であると主張します。

 

しかも、玉木氏が聞いたとされる話では、

実は前々からJASRAC関係では札つきの要注意人物で、作者不詳の曲に変に詳しく、かたっぱしからそれらを書きつづった大学ノートを見せては、人に「この曲の作者は自分だ」と触れまわっていたという、その世界では有名な人物で、毎回JASRACに登録しようとしては、門前払いにあっていた。

引用元:togetter.com

と言うんですね。

 

ところが、いつものように門前払いとなった馬場氏は、なんと文化庁に直訴!

 

時の文化庁長官のお達しで、「森のくまさん」の作詞作曲者として認められてしまったんだそうな・・・。

 

当然ながら後藤田さんも玉木さんも激怒。でも決定は決定・・・。

 

しかし10年後、執念が実ってNHKのディレクターが、原曲はアメリカ民謡であるとする確固たる証拠を発見します。

 

それを受けて馬場氏の作曲家としての権利は剥奪されました。

 

しかしながら、「訳詞」に関する権利は残されたままとなっているんです。

剥奪するに十分な証拠がないから・・・。

 

かなり引っかかる話ですが、一度決定しちゃうとこういうものでしょうね。

 

今回の馬場氏の訴えについて、有識者の多くは次のように言っているようです。

 

(馬場氏の主張する)著作権者の人格権侵害にはあたらないのではないか。

 

その理由としては、

・そもそも「作詞」ではなく「訳詞」であること

・歌詞の追加は「歌詞の改編」にもあたらない

・原曲に対するリスペクトもあるし、パロディーとしても認められる範疇である

 

としており、違法ではないとの見方をしているようです。

 

中には、馬場氏のやり方は「訴訟ビジネス」っぽいとの指摘をする人もいて、なんだか新しい火種を起こしそうな雲行きであります。

 

 

「森のくまさん」の原曲の歌詞を和訳してみた

そもそもアメリカ民謡としての「森のくまさん」の歌詞って、どんな内容だったんでしょうね?

ってことで、ちょっと和訳してみることにしましたよ♪

 

まず、参照した原文がこちらです。

 

The other day, I met a bear
a great big bear away up there
I looked at him he looked at me
I sized up him he sized up me
he said to me why don’t you run
I see you ain’t got any gun
and so I ran away from there
but right behind me was that bear
in front of me there was a tree
a great big tree oh glory be
the nearest branch was ten feet up
I’d have to jump and trust my luck
and so I jumped into the air
but I missed that branch on the way up there
now don’t you fret now don’t you frown
‘cause I caught that branch on the way back down
this is the end
there ain’t no more
unless I meet that bear once more
and so I met that bear once more
now he’s a rug on my cabin floor

参考元:d.hatena.ne.jp

 

そして、和訳(意訳?)してみたのがこちら♪

 

ある日、道の途中ですごく大きな熊に出会った
私と熊は互いに見合って品定めをした
彼(熊)は言った「どうして逃げないの? 銃も持ってないようだけど」
なので私はそこから逃げ出した
でもすぐ後ろにあの熊がいる
ああなんて幸運、目の前にすごく大きな木があった
いちばん近い枝までは10フィートの高さ
自分の運を信じてジャンプしなくちゃ
そして空中へジャンプしたけど、その枝を跳び越えてちゃってつかめなかった
ご心配なく、気を落とさないで
落ちる途中でその枝をつかまえたから
話はこれでおしまい
またあの熊に出会うまではね
そう、私はまたその熊に会ったんだ
今では彼は私の小屋の敷物さ

 

日本の歌詞のような平和な様子はまるでないですね・・・。

アメリカンジョークっぽいブラックな内容であります。

 

くまさんの行く末は敷物だったなんて、なんとも意外な結末でありました。

 

それにしてもパーマ大佐にとっては、このCDは死活問題・・・。

なんとか不問になって、いっぱい売れるといいですね♪

 

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