2017年1月8日、超話題の映画「ラ・ラ・ランド(La La Land)」が、ゴールデングローブ賞で史上初となる7部門の栄冠を勝ち取りました!
コメディまたはミュージカル部門で、ライアン・ゴズリングが主演男優賞、エマ・ストーンが主演女優賞、デミアン・チャゼルが監督賞&脚本賞、そして大本命の作品賞を含む7部門のノミネートを制覇です。
アカデミー会員の大物がテレビインタビューで、
「100%の確率で受賞する」
なんて言っていただけあって、文句なしの結果となりました。
24日に発表されるアカデミー賞も、多くの部門でノミネートされるのは間違いないでしょう。
日本での公開は2月24日とまだまだ先ですが、ちょっと早いネタバレを披露しちゃおうと思います。
ってのも、私はかつて映画業界に勤めており、当時の友人がプレミア試写会で観た内容を話してくれたんですよ。
ストーリー詳細や結末にも言及しているんで、まだ知りたくないという人はよくよくお考えの上でお読みくださいませ!
もっとも、かえって観たくなる可能性も高いんですけどね♪
ミュージカルが苦手な私がそうだったから!
映画「ラ・ラ・ランド」のキャストや概要
それでは、今さらですが映画「ラ・ラ・ランド」のキャストや概要をご紹介します。
とりあえずって感じで♪
原題: La La Land
製作年・国: 2016年 アメリカ
監督: デミアン・チャゼル
脚本: デミアン・チャゼル
音楽: ジャスティン・ハーウィッツ
上映時間: 128分
アメリカ配給: サミット・エンターテインメント
日本配給: ギャガ
そしてキャストは次のようになっています。
エマ・ストーン・・・ミア・ドーラン役
J・K・シモンズ・・・ビル(レストランの経営者)役
フィン・ウィットロック・・・グレッグ役
ローズマリー・デウィット・・・セバスチャンの姉役
ミーガン・フェイ・・・ミアの母親役
ジェイソン・フュークス・・・カルロ(ミアに執着する脚本家)役
ジェシカ・ローゼンバーグ・・・アレクシス役
ソノヤ・ミズノ・・・ケイトリン役
カーリー・エルナンデス・・・トレイシー役
ジョン・レジェンド・・・キース役
ジョシュ・ペンス・・・ジョシュ役
アンナ・チャゼル・・・サラ役
そして映画の予告編がこちらであります♪
また、「Audition」という名曲が披露されるシーンが公開されています。
これもまた映画館で観てみたいってそそられること間違いないですよ♪
先日テレビでアメリカの映画館前での観客インタビューを放送していました。
それらの多くが、
「ふだんはミュージカルが苦手で観ない」
という男性だったんです。
どうやら素晴らしいという評判がバンバン口コミ&ネットで広がり、映画ファンのハートをくすぐったようですね。
デミアン・チャゼル監督の前作、2014年の映画「セッション」の評価が高かっただけに、今回の注目度もけっこう上がったみたいです。
ゴールデングローブ賞の受賞スピーチでは、
「3歳のときに映画を撮ると言った自分を家族が支えてくれた」
みたいなことをおっしゃっていました。
「夢は叶う」という本作「ラ・ラ・ランド」のテーマの一つを、ご本人が実現しているというわけですね。
ただ、本作では、「夢をかなえる」には多少の犠牲、幾多の人間関係が必要だよってメッセージも感じちゃいましたけど・・・。
映画「ラ・ラ・ランド」ストーリー&結末を超ネタバレ!
さあ、ここから先はけっこう具体的なストーリーを話しています。
もちろん結末も!!
ご注意のうえ読み進めてくださいませ。
できるだけ情景描写は控えめにしてあるつもりです。
あ、それに、文章が下手だから伝わらなくて、よけいに映画を観たくなるかも♪
女優になることを夢見ながらL.A.のカフェでアルバイトをしているミア・ドーラン(以下ミア)。
今日もオーディションへの道を急ぐものの、高速道路は渋滞中・・・。
そんなときでさえセリフを覚えることに一生懸命のミアだったが、動き出した車の列に気づかず、後ろから思い切りクラクションを鳴らされる。
(失礼な男・・・)
オーディションもうまくいかず、アルバイトの生活が続く。
ルームメイトから誘われて行ったクリスマスパーティーも楽しめないミアは、ひとり歩いて帰る途中にレストランへ・・・。
レストランで演奏するジャズピアニストのセバスチャン・ワイルダー(以下セバスチャン)。
自分のジャズバーを経営することを夢見ているが、日常は思うようにならない。
初仕事の演奏も日々のイライラが災いしてヤケクソに・・・。
オーナーからクビを言い渡され出ていこうとするセバスチャン。
そこでミアとすれ違う。
(あのときの・・・!)
そう、セバスチャンこそ例の失礼なクラクション男だった。
ある日ミアはゴージャスなパーティーに参加。
そこで演奏するバンドのメンバーにセバスチャンがいた。
そこで初めて話をした2人はイイ雰囲気に・・・。
ジャズは好きじゃないとかあるミアに、セバスチャンはジャズの素晴らしさを語ったり・・・。
後日、彼氏とのデートをすっぽかしてセバスチャンと映画を観るミア。
映画の舞台となったプラネタリウムへ足を運び、一歩前進する2人・・・。
恋愛とは裏腹に、相変わらず不合格が続くミアのオーディション。
自分のための一人芝居の脚本を自ら執筆することに・・・。
方やセバスチャンは、高校時代の友人から誘われバンドへ加入。
報酬も悪くないし人気も出るが、ジャンルは本来やりたいはずのジャズではなくポップス・・・。
ミアから夢を追わないことを追及され、売り言葉に買い言葉で言い返してしまう。
「おまえだって売れない女優のくせに!」
怒って出ていってしまうミア・・・。
2人の関係に暗雲を想像させる。
そんな折、ついに始まったミアの一人芝居の舞台。
客席には友達と数えるほどの観客だけ・・・。
評価も散々で、才能がないから女優なんか無理だと口にするミア。
それからしばらくして、セバスチャンの元に一本の電話が・・・。
それは、ミアの一人芝居を評価する人物からの、新作映画のオーディションへの誘いだった。
決心して難しいオーディションを受けたミア・・・。
もし合格すれば、パリに拠点を移さなければならない。
セバスチャンは言った。
「君は合格する。でも僕はL.A.で仕事を続ける」
そこで2人は、たとえ離ればなれになっても愛し合うことを誓う。
5年後・・・。
ミアは有名女優になっていて、別の男性と家庭をきづいている。
夫婦で出かけた先で流れてくるジャズの音色・・・。
夫に促されて店に入るミア。
そこで見たものは、かつてミアがセバスチャンのために造った店のロゴ。
そう、そこはセバスチャンが経営するジャズバーだった。
互いに気づいて見つめ合うミアとセバスチャン・・・。
そしてセバスチャンがミアとの思い出の曲を演奏すると、2人は当時を回想する。
演奏が終わり、店を後にしようとするミア・・・。
振り向くとセバスチャンと目が合った。
互いの夢が叶ったことをたたえ合い、そして、さようならと言っているかのように微笑む2人・・・。
と、まあ、以上のようなストーリーであります・・・。
割と切ないけど、情感があって良さそうな内容ですね。
ありふれた物語だと言う人もいますけど、美しいシーンがほぼほぼワンカットで撮影されるなど、監督のこだわりの演出が功を奏しているそうです。
ゴールデングローブ賞7部門受賞の快挙を成し遂げた「ラ・ラ・ランド」・・・♪
ぜひとも劇場で観ていただきたいと思います。
【参考】Yahoo!ニュース livedoorニュース Twitter Wikipedia