映画・ドラマ

映画『ラプラスの魔女』あらすじ&ネタバレ!原作の脚色部分を大胆予想!

 

 

人気作家・東野圭吾氏の節目となる80作品目「ラプラスの魔女」が映画化されますね。

 

主演はなんと「嵐」の櫻井翔さん♪

共演は広瀬すずさんと福士蒼汰さんらだそうです。

 

劇場公開は来年2018年になるそうですが、今から話題を独占しちゃいそうな勢いですね。

 

そこで、待ちきれない方のために(?)、原作をもとにストーリーと結末についてネタバレしちゃおうと思います。

 

東野圭吾氏と言えば二転三転のミステリー・・・。

純粋に映画を楽しみたければ、あらかじめ知っちゃうのは命取りです!

 

なので、よくよくご注意の上、読み進めていただければ幸いであります。

 

 

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原作をもとに映画「ラプラスの魔女」の登場人物をご紹介

「ラプラスの魔女」は、2015年5月に角川書店より発行された東野圭吾氏による80作目となる長編ミステリー。

 

ただ、内容的には少々荒唐無稽な部分も含まれていて、生粋の東野ミステリーを好む人からは「残念」の声も聞かれます・・・。

 

でも、「秘密」や「パラドックス13」が嫌いではない私には、けっこう楽しめちゃいましたけどね♪

 

 

 

 

「ラプラスの魔女」の表帯には次のように記されております。

 

彼女は計算して奇跡を起こす。作家デビュー30周年記念作品
東野圭吾が小説の常識をくつがえして挑んだ、空想科学ミステリ

 

そして裏帯には、東野圭吾氏の言葉も添えられておりました。

 

これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった。
そしたらこんな作品ができました。 ―――東野圭吾
価値観をくつがえされる衝撃。物語に翻弄される興奮。
作家デビュー30年、80作品の到達点。

 

おそらく、多くの方がこの言葉にソソられて手に取るんだろうなぁ~って想像します。

 

そして気になる映画化ですが、

 

【監督】三池崇史

【脚本】八津弘幸(「半沢直樹」「下町ロケット」)

 

という、ある意味強力な布陣で製作が進められているようであります。

 

 

さて、あらすじやネタバレを語る前に、まずは物語の登場人物を整理しておきたいと思います。

 

【登場人物】

青江 修介: 演)櫻井 翔

環境分析化学の大学教授で地球科学の研究者
警察からの依頼により、硫化水素による死亡事件の調査をする

羽原 円華(まどか): 演)広瀬 すず

羽原 全太朗の娘
武尾が警護を担当することになる

甘粕 謙人: 演)福士 蒼汰

甘粕才生の息子

甘粕 才生

著名な映画監督

羽原 全太朗

円華の父にして「独立行政法人 数理学研究所」に所属する脳科学の天才医師

水城 義郎

甘粕と組んでいた映画プロデューサー

水城 千佐都

水城義郎の妻

武尾 徹

円華のボディーガードで元警察官

桐宮 玲

円華の付き人

中岡 祐二

刑事

那須野

俳優

 

原作では複数の登場人物の視点によって物語が進み、あえて明確な主人公が設定されていない感じを受けました。

 

タイトルの「ラプラスの魔女」は、「羽原 円華」を指すものと思われます(後述)。

 

あらすじを整理して気がついたんですが、大学教授の「青江 修介」は重要なキャラクターではなく、いなくてもストーリーは成り立ってしまいます・・・。

Σ(゚Д゚;)エッ?

 

あ、いや、ただ、全体を俯瞰して眺められる唯一の存在でもあるんです。

 

逆に言えば、映画化するに際して主人公に設定できるのは「青江 修介」だけなのかも・・・?

 

 

ネタバレ注意!ちょ~簡単なあらすじ

それでは、「ラプラスの魔女」のストーリーを原作をもとにご紹介します。

 

ラストシーンもしっかり伝えてしまいますので、結末などネタバレを目にしたくない方はご注意くださいませ!!

 

 

■50歳になろうかという武尾徹は元警察官。

ハリウッドスターなど大物の身辺警護をするのが夢だったが、健康診断の結果によって警備会社を解雇される。

運良くありつけた仕事は「独立行政法人 数理学研究所」の脳外科医、羽原全太朗の娘である円華(まどか)のボディガード。

ほどなく円華の持つ奇妙な能力に気がつくのだが、契約によって一切の質問を禁じられていた。

(降水確率100%の地であっても、円華の周囲には雨ではなく陽が降り注ぐのだ!)

 

・・・と、こんな感じで物語が始まりますが、ミステリー特有&この作品の特徴として、けっこう複雑な展開です。

なので、流れを無視してストーリーの内容をご紹介しちゃいます。

 

■著名な映画監督の甘粕才生は、自分の理想とは程遠い状況だとして、家族を抹殺することを思いつく。

映画プロデューサーの水城義郎や、俳優の那須野らを利用して計画・・・。

長女が自宅で硫化水素を発生させたように偽装するが、長男の謙人だけは植物状態ながらも一命を取り留める。

数理研究所の脳外科医・羽和全太朗から、研究段階の脳細胞移植手術を提案され、才生は了承する。

結果、謙人の意識は回復。しかも、驚異的な演算能力を身につける。

これにより、数多の物理現象を予測することで、未来を予知することさえ可能に・・・。

そんな謙人は施術前に、病室で父親の才生の発言により、家族の不幸が才生の仕業であることを知っていた。

それゆえに、当時の記憶がないことを装っていたのだった。

療養中の謙人は、羽和医師の娘の円華と親しくなり、自身の能力について打ち明ける。

円華は、竜巻に巻き込まれて母親を失った経験から、自分も謙人のような能力を身につけたいと羽和医師に訴える。

研究者としての欲求に抗えなかった父は、娘を実験台に施術・・・かくして円華も、謙人と同じ能力を手に入れたのだった。

 

■父親の才生が、自ら手をかけた家族の事件をネタに悲劇の主人公ぶって書籍を出版、さらには映画化を目論んでいることを知った謙人。

事件に関わった者たちへの復讐を決意し、行方をくらます。

謙人は父親のアリバイ工作に手を貸した映画プロデューサー水城義郎の妻・千佐都に接近。

元々お金目当てで結婚していた千佐都に、保険金目当てに義郎を事故死させることを提案する。

義郎を温泉旅行に誘った千佐都は、謙人に指示された場所へ夫を誘導。

そこでは謙人が発生させた硫化水素が致死濃度に達し、水城義郎は死亡した。

同じ手口で、俳優の那須野への復讐も完遂する謙人。

 

※ これらの事件の調査に、大学教授の青江修介が協力することになるが、長くなるので省略します。

m(_ _;)m

 

■最後の仕上げに父親の才生を、かつて映画の撮影で使われた廃墟へ誘い出した謙人。

家族への凶行が身勝手な動機にあることを聞き出し、怒りを露わにする。

しかし才生は、謙人に拳銃を向ける・・・。

そのとき、急なダウンバースト現象が廃墟を襲い、崩れ落ちた瓦礫が才生を倒す。

実は、謙人は父親と心中する覚悟だったのだが、状況を察知した円華が、事前に廃墟に細工をしており、謙人を助けたのだった。

才生にとどめを刺そうとする謙人を制止する円華。

踏みとどまった謙人は、先ほどの父親の告白を録音しており、「映画を製作するのなら、世間にすべてを公表する」と言い残して立ち去る。

生きる意味を失った才生は、病室で自ら命を絶つのだった。

 

■円華への質問を禁じられているボディガードの武尾は、ついに尋ねる。

「この世界の未来はどうなるのですか?」

これに対し円華は、

「それは知らないほうが、きっと幸せだよ」

と答えるのだった。

 

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「ラプラスの魔女」というタイトルの由来は?

「ラプラスの魔女」というタイトルの由来は、おそらく「ラプラスの悪魔」という言葉にあると思われます。

 

ラプラスというのは「ピエール=シモン・ラプラス」・・・西暦1700年代に実在した物理学者(数学者、天文学者)の名前です。

 

彼いわく、

 

「世界に存在する全ての原子の位置と運動量を知ることができるような知性が存在すると仮定すれば(ひとつの仮定)、その存在は、古典物理学を用いれば、これらの原子の時間発展を計算することができ、その先の世界がどのようになるかを完全に知ることができるだろう」

参考:Wikipedia

 

この科学至上主義的な思想に対して、当時のカトリック信者たちは大いに脅威を抱いたようです。

 

彼らにとって、世の中の定義は物理学ではなく、神が決定づけるものでなければならなかったのです。

 

そのため、ラプラスの考え方に対し「ラプラスの霊」、「ラプラスの悪魔」といった呼び名が付けられるようになったそうな・・・。

 

本作の中で、森羅万象を読み切る能力を持った羽原円華は、まさしくラプラスの仮定する「知性」であり、これを東野圭吾氏は「ラプラスの魔女」と表現しているんでしょう。

 

 

「ラプラスの魔女」の映画化に思うこと

こうやってストーリーをざっくりと辿ってみると、櫻井翔さん演じる青江教授の出番って必要ないんですよね・・・。

 

映画版では脚本に大幅な加筆、あるいは脚色があるものと想像します。

 

とくに気になるのがクライマックスシーン・・・。

 

青江教授もその場に居合わせる恰好にしないと、主役の櫻井さんが放ったらかしになっちゃいますね。

 

それにしても監督の三池崇史さん!

この記事を書いている現在も「ジョジョの奇妙な冒険」の実写化にあたって大いに話題になっております。

 

仕事を断らないことでも知られているようで、これほど忙しい映画監督も珍しいですよね。

 

年間を通して映画を撮影していない期間がないほどの多忙ぶり・・・。

 

そのジャンルも多岐にわたり、経験値も増していくばかりですから、今後も日本映画会では引っ張りだこ状態が続くんじゃないでしょうか。

 

私が映画版権セールスの仕事をしていた10数年前でさえ、すでに2ケタの本数の三池監督作品を扱っておりました。

 

現在の活躍もこれらのキャリアに裏打ちされたものだと思いますが、日本映画界の偏りっぷりには、正直閉口してしまいます。

 

若手の有望株に、もっとチャンスを回してあげてほしいものです。

 

さて・・・

 

その帯において、

「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった。」

と、東野圭吾氏が自ら語る「ラプラスの魔女」・・・。

 

それだけ特殊な手法を用いた作品だというわけですが、脚本の八津弘幸氏や三池監督が、どんなふうに料理するのか楽しみでもあります♪

 

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