佐川急便練馬営業所に電話が繋がらない?遅延の理由や対処方法は?

 

2016年も残すところあと10日を切りまして、宅配業者も繁忙を極めているようです。

 

そんな中、佐川急便の練馬営業所について、宅配の遅延とそれに伴う対応にクレームが殺到しているんだそうな・・・。

 

と言うか、クレームをしたくても電話さえ繋がらない状況で、利用者の怒りがネット上にぶちまけられる事態になっています。

 

昨年もこんな状況だったかなぁ~・・・?

何か特別な理由があるんでしょうか?

 

なかなか荷物が届かないとき、どんな対応ができるんでしょうか?

場合によっては損害賠償請求を!なんて考えている人もいるようですが・・・。

 

 

佐川急便練馬営業所とは?集配が遅延している理由は?

佐川急便の練馬営業所は、東京都内ではなく埼玉県新座市池田に置かれています。

 

佐川急便の営業所の中でも最大級で敷地は1万坪、その配達区域は人口160万人という大規模なものです。

 

この地域の特徴としては、個人宅への配達が全体の65%と多いことだそうな・・・。

 

ホームページによれば従業員は現在320余名とされていますが、今回そのキャパを大きく超える状況に陥っているようです。

 

現在大規模な遅延が発生している原因は、年末の繁忙であることに加え、従業員の不足が指摘されています。

 

かつては「佐川男子」などともてはやされた時期もありましたが、昨今は駐車違反の身代わり出頭や違反の隠ぺいといった不祥事が相次いでいました。

 

そんな中、多くの従業員がリタイアしているという実情があるようです。

 

昔、トラックの助手席に座った学生アルバイトがトイレに行きたいと訴えると、社員の運転手から「その場で垂れ流せ」と言われた・・・なんて話がまことしやかに伝わってきました。

 

この話の真偽はともかく、それだけ忙しく厳しい仕事だということなのでしょう。

 

それにしても、今回の集配遅延はちょっとヤバいですね。

ネット上の訴えを見るだけでも次のような感じです。

 

 

なるほど・・・待ちきれずに営業所へ乗り込むお客さんが殺到していたんですね。

 

追跡サービスで荷物がどこにあるか確認できますから、練馬営業所に到着しているのに一向に配達される気配がないってんで、受け取りに行く方が早いという判断でしょう。

 

裏で泣いている女の子ってのは営業所の事務員ですかね・・・?

 

 

どうやら雇用の問題が根強くあるみたいですね。

 

低賃金で大忙しでは割に合わないと感じる人も多いでしょうし、人が減ればさらに負担は増えるわけで、負のスパイラルが出来上がっちゃったのかな・・・。

 

 

これこれ、これヒドイですよね・・・。

自宅でイライラしながらも待ち続けている客を長期不在扱いするって・・・!

 

電話で確認もできない上に、「配達したけど不在でした」って一方的な言い訳並べられて、あげくにはAmazonから手数料&送料だけ取られちゃいそうな状況って、あまりに理不尽ですよ!

 

ほかにもご立腹ツイートがわんさか上げられているんですけど、この状況下、佐川急便のホームページには次のような謝罪文が・・・。

 

重要なお知らせ

年末の荷物量の増加による集配遅延について

お客さま各位

いつも佐川急便をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

年末の荷物量の増加に伴い、全国的に集荷・配達の遅延が見込まれます。
また、時間により管轄営業所へのお電話もつながりにくい状況となっております。

お客さまには大変ご迷惑をお掛けいたしますが、ご了承の程よろしくお願い申し上げます。

12月22日19:00現在

引用元:sagawa-exp.co.jp

 

佐川急便に限らず全国的に遅延傾向にあるのはわかるとして、練馬営業所ばかりがクローズアップされる現状には、きっと特別な理由があると思うんですが・・・。

 

本来なら本部から応援を派遣するとか対応するべきなんでしょうけど、ほかもみんな忙しくて手が回らないってところでしょうか・・・?

 

 

荷物が届かないときの対処方法は?損害賠償請求できるの?

荷物が届かないばかりか、宅配会社の対応にも不満を爆発させている人が多いみたいです。

 

当然そんな中には、「訴えてやる!」って人もいるようで、慰謝料や損害賠償を請求できるんじゃないかって思うみたい・・・。

 

届く予定の荷物がその人にとって大切な品物だったり、仕事が絡んでいて締め切りに間に合わないとか、収入に影響するなんてケースもあることでしょうしね。

 

で、ちょっと調べてみたんですが、宅配会社を相手取って訴訟を起こしても、慰謝料や損害賠償を勝ち取れる可能性には否定的な意見が多数でした・・・。

 

「教えて!goo」には次のようなコメントが見られます。

 

時間指定はあくまで希望であって、遅延の場合の損害を保障するものではない。

 

午前中指定の品が午後3時ごろ届いたが、
「遅くなってすみません、荷物が多かったんで」
と言われて
「日曜なのに大変ね、お疲れさま」
と答えた。その程度のものです。

 

送り状にも約款にも「道路渋滞などで指定時間に届かない場合がある」と記載されている。
荷物が届かない事による付随的損害についても免責事項となっており、これも無理。

 

常識的に考えて遅延というのは起こりうる。
重要な物なら前日に到着させるなど、余裕を持たせるのも利用者の責では?

 

慰謝料や損害賠償の別途請求は無理。根拠は、民法542条(定期行為の履行遅滞による解除権)。

 

請求は無理。やむを得ない事情により、遅延することもあると言っているので、この場合も、泣き寝入りするケース。

 

引用元:oshiete.goo.ne.jp ※一部抜粋し編集

 

なかなか手厳しいですね・・・。

 

佐川急便の約款にも「責任」という項目に細々と書かれていますが、一読しただけではすんなり理解できるものではなく、ちょっと悩ましい感じです。

 

 

宅配会社も、それを生業とする以上は責任がありますよね。

 

そもそもキャパを超える量の仕事を受けるからいけないんじゃないの?

 

あ、でも、依頼を断ったりしたら顧客離れにつながっちゃうか・・・。

 

いや、同じ信頼を失うなら、

「引き受けたけどできませんでした」

より、

「今はいっぱいいっぱいなので受付できません」

の方が良心的な気もするなぁ~・・・。

 

やっぱりさっきの誰かが言うように、利用する側も状況をしっかり判断して、時間に余裕をもって依頼するように心掛けるしかないのでしょう。

 

まぁ、急いでいるからこその「佐川急便」や「クロネコヤマトの宅急便」なんですけどね・・・。

 

【参考】Yahoo!ニュース Twitter