ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイ社が自社ブランド「ZOZO」を立ち上げ、「ZOZOSUIT」なるボディスーツを無料配布します。
なんでも、着るだけで自分のボディサイズを細かく採寸してくれるという、なんともハイテクなスーツなんですね。
これを無料で配布するという、一見太っ腹なサービスのように映るこの戦略!
かの“ホリエモン”こと堀江貴文氏も絶賛する見込み客獲得術!
すでに予約受け付け中なんで、まんまと乗っかる感じで、私もさっそく発注しましたよ♪
そんなわけで、詳細をご紹介いたします。
ZOZOSUITとは?どんな仕組みで採寸してくれるの?
パッと見では、欧米の水泳選手やスピードスケート選手を連想させる、身体にフィットする感じのこのボディスーツ。
これは、ニュージーランドのストレッチセンサーの開発・製造企業「StretchSense社」との共同開発で誕生したものだそうです。
ボディスーツにストレッチセンサーを内蔵してあり、専用アプリがインストールされたスマホをかざすことで、Bluetooth経由でスマホに採寸情報を送ってくれるんだとか。
画像にあるウルトラマンのカラータイマーが進化したような部分がそれでしょうかね。
公式サイトにPRムービーがありましたので、こちらをご紹介します。
この「ZOZOSUIT」、すでに予約を受け付けていて、送料200円は負担することになるものの、品物自体は無料で配布されます。
今注文すると、2018年1月上旬(2017年11月現在)とのことで、私もさっそく発注しましたよ♪
注文方法は?って言うと、公式サイトにアクセスして手続きするだけ。
次のような手順です。
① 公式サイト「http://zozo.jp/zozosuit/」にアクセス
② 画面下の[ZOZOSUITを予約注文する]をクリック
③ 「新規会員登録」画面に移るので、個人情報と支払い方法を登録
④ 注文を確定
登録する個人情報は、
・氏名
・生年月日
・身長
・体重
・性別
・住所
・電話番号
・クレジットカード情報(任意)
となっています。
「ZOZOSUIT」の利用には専用アプリが必要だそうなので、届いたら説明書なんかをチェックしてみようと思います。
「ZOZOSUIT」の何がスゴイの?
で、この「ZOZOSUIT」の無料配布ってのがどうスゴイのか? って話なんですけど、すでに堀江貴文氏が食いついております。
このコンセプトに辿り着いてやっとPBをやる事に決めたそうです。この爆発力はやばいと思う。PBだけじゃなくZOZOで売ってるメーカーの在庫コントロールにもすげぇ役立つから。てかもう店頭で試着とかしな…
「ゾゾ」初の自社ブラン… https://t.co/g7swIgWYIT— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2017年11月22日
まずは、「ZOZOSUIT」を開発するにあたって、おそらく特許を出願しているであろうこと。
ボディセンサーの特許は共同開発のStretchSense社が済ませているでしょうけど、「ZOZOSUIT」の特許、こと日本国内の特許についてはZOZOが行うはずです。
スタートトゥデイ社がStretchSense社に出資したというプレスリリースが2016年6月24日だそうなので、昨年中には出願されているかもしれないですね。
ちなみに代表の前澤友作氏は、これ以外にも6件の特許を出願していることが判明していて、いずれも前澤氏が発明者とされているんだそう。
すでにどエライ金持ちで知られる人ですけど、これらの知的財産権でしっかり財源を確保しているあたり、やっぱり抜け目のない人なんですね。
で、この「ZOZOSUIT」を無料で配布するというアイデアについて。
堀江貴文氏は次のように言っています。
この爆発力はやばいと思う。
PBだけじゃなくZOZOで売ってるメーカーの在庫コントロールにもすげぇ役立つから。
てかもう店頭で試着とかしなくていいのマジ嬉しい。
また、NewsPicksの平山秀一郎氏も次のようにコメントしています。
採寸専用スーツを無償で配布することで、アパレルのメインターゲットになる人たちのデータをかなりの数集めることができるとなれば、安いものだろう。
アパレルメーカーも喉から手が出るほど欲しいデータ。
国民のスタイリストになれるこのやり方は本当に素晴らしい。
代表の前澤氏も自信満々♪
採寸ボディースーツ「ZOZOSUIT」を無料配布します。ZOZOTOWNにて予約開始。一瞬であなたの体型を採寸できます。プライベートブランドでの活用はもちろん、ZOZOTOWNでのお買い物も圧倒的に便利に。川上から川下まで、ボディーデータ利用でファッション産業を新次元に導きます。https://t.co/EBgCdbMWeG pic.twitter.com/8ZVIBSBj6c
— Yusaku Maezawa 前澤友作 (@yousuck2020) 2017年11月22日
ZOZOSUITは、街頭やコラボ企業経由等、圧倒的な速度で世界中で無料で配りまくり、体重計や体温計のように一家に一台の存在にします。そして、世界中のお客様の体型を最も知り尽くした企業となり、そのデータを元に一人一人にピッタリの服を提供する、世界でも類を見ないファッション企業を目指します。 pic.twitter.com/xNvquY2TJ1
— Yusaku Maezawa 前澤友作 (@yousuck2020) 2017年11月22日
なるほどですねぇ~、こりゃ凄い。
アパレル業界の革命ですわ。
見込み客のリストが膨大に集まるなら、無料配布なんて安いものですよね。
それを開発しちゃうってのも、財力があるからのことですが、このアイデアは本当に面白いと思います。
消費者側としてもメリット高いし。
通販なんかで服を買うとき、どうしてもサイズ選びに手こずりますもん。
自分のジャストなサイズが分かっていれば、買い物もスムーズに楽しめそうです。
さてさて、あとは今後、ZOZOブランドがどんな発想で展開していくのか楽しみでもあります。
【追記】・・・2018/1/31
今日になってもゾゾスーツが届かないので、
「生産が追いついてないって本当なんだな・・・」
なんて思っていたら、メールが届きました。
内容は次のとおりです。
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ZOZOSUITのお届けについて
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ZOZOTOWNカスタマーサポートセンターです。
いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。この度は、ZOZOSUITをご予約いただいたにも関わらず、大変お待たせしておりますこと心よりお詫び申し上げます。
ZOZOSUITですが、本日より配送を開始いたしましたが、ご予約数に対して生産数がまだまだ追いつかない状況が続いております。
それに伴い、お客様へのお届けに本日より最長6ヶ月程度かかる可能性がありますが、生産体制を大幅に増強し、納期の短縮に鋭意努めております。
お待ちの皆様には、期待にお応えできず、大変申し訳ございませんが、いましばらくお待ちください。具体的にお届けできる時期が決まりましたら、また改めてメールにてご案内させていただければと思います。
何卒宜しくお願いいたします。
さらに最長で半年、だそうですよ。
ま、とくに急ぐ話でもなし、楽しみに待つとしますか・・・。