来年2018年のロシア大統領選挙を前に、ナタリア・ポクロンスカヤさんにジワジワと注目が集まっているそうです。
ナタリア・ポクロンスカヤさんと言えば、クリミア共和国の検事総長に就任した当時、
「美しすぎる検事総長」
として、なぜか日本で“萌え画像化”されるというブームを呼んだ人物・・・。
それが、来年の大統領選挙に立候補して欲しい女性の筆頭に挙げられているとかいないとか・・・。
そんな状況を受けてか、ここに来て、日本の報道番組でもちょこちょこ話題に登るようになっているナタリア・ポクロンスカヤさん。
国際社会への中国の台頭や、韓国、北朝鮮問題などがささやかれる中、日本にとってはロシアとの関係が鍵になるとも言われ、今後の状況が注視されているみたいです。
ってか、ナタリア・ポクロンスカヤさんってどんな方なんでしょうか?
ナタリア・ポクロンスカヤのプロフィール!
ナタリア・ポクロンスカヤさんのプロフィールですが、ウクライナのお生まれということも手伝ってか、経歴が複雑でウィキペディア大先生を参考にしてもイマイチよく理解できません・・・。
とりあえず表面上だけまとめておくと、次のような感じです。
名前: ナタリア・ヴラジミロヴナ・ポクロンスカヤ
ロシア語: Наталья Владимировна Поклонская
ラテン翻字: Natalia Vladimirovna Poklonskaya
生年月日: 1980年3月18日 37歳(2017年11月現在)
出生地: ソビエト連邦 ウクライナ・ソビエト社会主義共和国
ヴォロシーロフグラード州ミハイロウカ
出身校: ハルキウ国政総務大学イェウパトーリヤ校卒業
【職業】
クリミア共和国の検察官、ロシア連邦国家院議員、国家院資産公開委員長
所属政党: 統一ロシア
称号: 第三級国家司法官
ポクロンスカヤさん・・・ちょっと覚えにくいお名前ですね^^;
ポクロンスカヤさんは、1990年、10歳くらいの頃に、両親とともにクリミア州イェウパトーリヤに移住しています。
2002年、大学卒業後に、ウクライナのクリミア自治共和国高等検察庁に入庁。
その後、ウクライナにてクラスノグヴァルデイスク郡裁判所検事補佐、イェウパトーリヤ市裁判所検事補佐、クリミア自治共和国高等検察庁検事、最高検察庁検事と歴任。
そして、クリミア共和国にて最高検察庁検事総長、ロシア連邦にてクリミア共和国高等検察庁検事長などを歴任しています。
2012年10月から12月にかけてクリミア控訴裁判所の主席検察官を経た後、2014年3月まで総務総局第2部に配属。
ところが、2014年2月25日には
「強盗が路上を闊歩する土地で勤務するのは恥である」
との理由で辞表を提出(受理されずに休暇扱い)しています。
なんだか気骨のある女性のようですね。
そしてこの直後、世に言う「クリミア併合」の渦中に・・・。
2014年3月11日、クリミア自治共和国最高会議とセヴァストポリ市会議が「クリミア・セヴァストポリ独立宣言」を採択しました。
これに伴い、「クリミア共和国」としてウクライナからの独立を宣言します。
ポクロンスカヤさんは、同日付けでクリミア共和国最高検察庁の検事総長に任命されました。
これを受け、ウクライナの暫定政権は彼女の検察官の地位を剥奪します。
そして2014年3月18日、ロシア連邦とクリミア共和国との間で条約が締結され、クリミア共和国のロシア連邦への編入手続きが開始されるんですね。
これに伴って、クリミア共和国の検察機構はロシア連邦の検察機構に編入されました。
ポクロンスカヤさんは、3月25日にクリミア共和国高等検察庁検事長に任命されています。
ウクライナの暫定政権はこの状況を許すことができず、内務省を通じてポクロンスカヤさんを
「国家権力と憲法秩序を破壊する陰謀に関与した」
として指名手配・・・。
でも、ロシア連邦院は、
「決定はウクライナ側のはったりに過ぎない」
と決議して一蹴したんだそうです。
その後ポクロンスカヤさんは、2014年5月2日に現大統領のプーチン氏によって、クリミア検事正に任命されています。
で、この一連の流れは世界中から非難されることとなり、ポクロンスカヤさんもまた5月12日に欧州連合の制裁対象者に指定されます。
これによって、EU諸国に資産を所有することが出来なくなっちゃいました。
これに同調したカナダもポクロンスカヤさんを制裁リストに追加。
続いて8月4日には日本が、9月2日にはオーストラリアが、12月19日にはアメリカ合衆国がそれぞれ制裁リストに追加しています。
この翌2015年3月11日に、日本の元首相である鳩山由紀夫氏がクリミアを訪問。
彼の要望で同席したポクロンスカヤさんを共同会長として「日クリミア友好協会」を創設する合意が交わされました。
この年の6月11日には、ポクロンスカヤさんはプーチン氏によって、第3級国家司法官(少将に相当)に任命されています。
そしてこの2015年7月20日、日刊紙イズベスチヤが、ポクロンスカヤさんが「統一ロシア」から2016年の国家院議員選挙に出馬する可能性があると報道しました。
この頃、ロシア社会経済・政治研究所が行った調査では、ポクロンスカヤさんは「ロシアの将来性のある政治家上位100人」の10位に選ばれているんですね。
そしてこの報道のとおり、2016年にポクロンスカヤさんは国家院議員選挙に出馬するためにクリミア共和国高等検察庁検事長を辞任し、「統一ロシア」に入党。
9月18日に初当選を果たしています。
しかも10月5日には、1年生議員でありながら国家院の資産公開委員長に就任するという大抜擢。
最近のロシアの世論調査によれば、2018年3月に行われるロシア大統領選挙において、ポクロンスカヤさんは有力候補者の1人として期待されているんだそうです。
ポクロンスカヤさん以外にも数名の女性候補者が名乗りを上げそうな現状・・・。
実はロシアには、昔からの伝統で「女帝待望論者」が多いという話を聞きました。
“ロシア最強の女帝”なんて呼ばれるエカチェリーナ2世の影響が根強いのかな?
ナタリア・ポクロンスカヤの身長や体重と家族構成は?
ポクロンスカヤさんは御年37。
家族構成はどうなっているのかな?って思ったら、娘さんがいらっしゃるんだそうです。
ただ、詳しいことは不明ですが、旦那さんとは離婚しちゃっているみたい・・・。
ご両親は今もクリミアで暮らしているとされています。
また、ロシア国内においても検事として12年ものキャリアがあるポクロンスカヤさんですが、その詳しい経歴については報じられていないんだとか。
しかも、ポクロンスカヤさんが当時の検事総長に抜擢された裏事情については様々な憶測があるようです。
画像等で見たとおり、彼女は容姿端麗・・・。
これを利用して、当時のロシアに対する批判的な国際世論を逸らそうという狙いがあったのではないか?・・・みたいな。
そこまで言われると、なんだか考え過ぎのような気もしますが・・・。
で、プロフィールにも見当たらないポクロンスカヤさんのプロポーションについて。
一説によると、身長は168cmほど、体重は48kgくらいだとされています。
ほとんどモデル体型ですな♪
気になるカップは?って言うと、それこそ公表されているはずもなく、これはもう各自が妄想でもするしかありませんな。
ナタリア・ポクロンスカヤの萌え画像ブームとは?
さて、ポクロンスカヤさんがクリミア検事総長に就任すると、その報道を目にした多くの日本人男性の目を奪うこととなりました。
日本人って、こういう顔立ちが好みって男性が多いんでしょうかね?
角度によっては若い頃のジョディー・フォスターっぽくもあり、ホッペがもうちょっとふっくらしているから、多少幼い印象も受けます。
で、これが笑っちゃったんですけど、ポクロンスカヤさんの姿を日本人独特なアニメっぽい“萌え画像”に仕立てる人が続々と現れました。
なんだろう、あの容貌にパリッとした制服姿ってのが、その手の方々の創作意欲をそそったんでありましょうか?
で、それが海の向こうでニュースとして取り上げられるという妙な展開♪
ちょwクリミアの検事総長を日本人がイラスト化してるのBBCに報道されてるのかwhttp://t.co/GxOfzK9ngy pic.twitter.com/1KcjAO9wXf
— さたけ? (@satake_take) 2014年3月20日
ロシアに編入されたクリミア自治共和国の検事総長のナタリア・ポクロンスカヤのアニメ風画像。 pic.twitter.com/MWI4g5wkPV
— chary2 (@chary2_) 2014年3月20日
まぁ~実に多くのイラストがネット上に転がっているんですね。
ちなみに、私が個人的に気に入っているのは、こちらの4コマ漫画であります♪
さて、これら一連のブームについては、ポクロンスカヤさんご本人も知るところとなりまして、どんな反応を示したかと言うと・・・。
私はアニメの主人公じゃない、検事総長だ!
ですよねぇ~。
でもこのブームがきっかけになって、ロシア中のメディアがポクロンスカヤさんに取材のオファーをしたそうですよ。
一躍大人気ってことで、日本人もそこに貢献したってことなのかな?
さてさて、こんなポクロンスカヤさんの台頭を快く思わない連中も多いみたいで、その命を狙う企てもすでに露見していると言います。
大統領選挙まであと半年を切っている今日・・・その行方が気になるところであります。
ポクロンスカヤさんが大統領! なんてことになったら、親日家であることを願います♪
でも、プーチンさんってば、また立候補しちゃうんだろうな・・・。