夏が終わり、急に寒くなりましたね。エアコンを暖房で使用するご家庭では、電気代や温度、節電方法について気になっていませんか?エアコンを暖房で使うと、冷房よりも電気代がかさみやすく、請求書を見てびっくり仰天…なんてことが毎年ありますよね。
この記事では、エアコンを暖房で使用する際のおすすめ温度や節電方法について解説します。
本格的な冬が始まる前に、お得にエアコンを使える方法を知っておきましょう!
エアコンを暖房にすると電気代が高い!
エアコンを暖房にすると、冷房のときよりも電気代が高くなりますよね。エアコンの消費電力が大きい瞬間は、実際の室内温度を設定温度に近づける機能が働いているときです。夏よりも冬のほうが、実際の室内温度と設定温度に差があるため、暖房のほうが高くなってしまうのです。
それでは、暖房の設定温度はどれくらいにするのが適切なのか、見てみましょう。
エアコン(暖房)の温度設定は?
エアコンを暖房で使う際、おすすめの温度設定は20℃とされています。20℃というと、そこまでポカポカ温まるとは考えにくいですよね。実際、20℃だとやや肌寒く感じる人もいるようです。しかしエアコンを暖房で使う場合、1℃下げるだけで5~10%もの節電につながるのだそうです。ヒートテックのような肌着を活用したり、以下の対策を施したりしながら、エアコンを暖房でもお得に使っていきましょう。
サーキュレーターを併用する
エアコンを暖房で使う際は、サーキュレーターを併用して部屋をすばやく暖めましょう。エアコンから出る暖房の空気は上の方に溜まりやすいので、サーキュレーターを使って暖かい空気を下に送ってあげることで、部屋全体が暖まります。
とはいえ風を送るため、直接当たると寒く感じてしまうでしょう。あくまでエアコンの暖房を下に届かせるための対策なので、人には当たらないようにしましょう。
【参考サイト:ダイキン】
加湿器を併用する
エアコンを暖房で使う際は、加湿器を併用して湿度を上げましょう。
人が快適だと感じる温度は、湿度も密接に関係しています。同じ温度でも、湿度が高いと人は温かく感じやすいのだそうですよ。
エアコンが20℃で寒いと感じる場合には、エアコンの温度を上げるのではなく、湿度を上げる方法を試してみてくださいね。
【参考サイト:ノジマ】
過ごす部屋を変える
エアコンを暖房で使う際は、使う部屋にも注意しましょう。
部屋によっては寒く感じやすいことがありますので、天井が高い部屋や吹き抜けがある部屋を避けるなどの工夫が必要です。
また、日当たりの良い部屋であれば窓の近くで太陽光を浴びることができますが、断熱性の低い窓だと熱が出て行ってしまうので、こちらも注意しましょう。
エアコン(暖房)の節電方法
ここからは、エアコンを暖房で使う場合の節電方法についてご紹介します。
節電方法 | 効果 |
「自動運転モード」をONにする | 設定温度に到達するまで最大運転をし、自動的に弱運転や送風運転に切り替わる |
風向きを下向きにする | 人がいる場所(下)に風を向けることで、上の方に溜まりやすい暖かい空気が部屋全体に広がる |
つけっぱなしにする | 30分程度の外出であればこまめに消さずつけっぱなしにすることで、消費電力を抑えられる |
フィルターと室外機を掃除する | フィルターや室外機を掃除することで、ほこりが溜まってエアコンの性能が落ちたり余計な電力を使ったりするのを防げる |
まとめ
エアコンを暖房で使う際のおすすめ設定や、節電方法についてご紹介しました。夏場のエアコンも電気代がかさみますが、暖房にするとそれを超える請求書に驚いてしまう人もいることでしょう。少しでも節電するために、今できることから始めてみてはいかがでしょうか。まだまだ寒くなるこれからの季節、温かい部屋で快適に、そして健康に過ごしてくださいね。