伊達直人の正体は?全国に複数人いる?元祖がリングで素顔を明かす!

 

※ 元祖「伊達直人」がついに素顔を披露しました。詳細は末尾にて♪

 

クリスマスを18日後に控えた今日12月7日、1人の男性がプロレスのリングに立ちます。

 

東京の後楽園ホールで開催される「リアルジャパンプロレス2016特別興行 初代タイガーマスク35周年記念大会」です。

 

この男性は「伊達直人」を名乗り、全国展開されるに至った「タイガーマスク運動」の先駆者でもあるそうな・・・。

 

当時から、

「いったい誰?」

「正体はどんな人?」

といった関心を集めたものですが、ついに素顔と本名を公表すると言うんですね!

 

その目的や経緯、そしてこの男性の切ない生い立ちがやけに染みます・・・。

 

 

伊達直人のタイガーマスク運動とは?

「伊達直人」というのは往年の人気アニメ「タイガーマスク」の主人公の名前ですね。

梶原一騎氏の原作で、元は漫画として少年マガジンに連載されたそうですが、私はアニメ版しか記憶にありません。

 

実家には、小学校に上がる前からソノシートというレコードがあって、ちょくちょく聴いていたのを思い出します。

 

当時の児童養護施設「ちびっこハウス」で育った主人公が、動物園の虎の檻の前でケンカしている姿を見た悪役レスラー養成所「虎の穴」にスカウトされて・・・

 

ってな話です。

 

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プロレスで得た収入を児童養護施設に寄付する主人公・・・。

 

その「伊達直人」を名乗って、群馬県前橋市の中央児童相談所に10個のランドセルが届けられたのが、2010年のクリスマスであります。

 

「子供たちのために使って下さい」

とされた贈り物・・・。

 

いつしか「タイガーマスク運動」と呼ばれるようになったこの話題が全国に広がって、各地で同じような行いをする人が現れたようです。

 

翌2011年1月の段階で、その数は500件を超えたとされています。

 

つまり、全国に複数人の「伊達直人」が存在していたことになるんですね。

 

でもこの善意の連鎖も一過性のものだったんでしょうか、あれから6年が経過して世間の関心も薄れていたみたいです。

 

その様子を憂いたのか、「タイガーマスク運動」の元祖である初代「伊達直人」の男性が、プロレスのリングに上がって素性を明かし、スピーチをすると言うんですね。

 

彼がここまでする理由は、どうやらその生い立ちにあったみたいです・・・。

 

 

元祖「伊達直人」の正体は?リスペクトされた人が全国に大勢?

男性は現在43歳だそうです。

 

「タイガーマスク」の伊達直人を知っていることから、若くても40代だろうとは思っていたんですが、前半だとは意外です。

 

その生い立ちについて、毎日新聞には次のように書かれていました。

 

男性は大分県出身。母子家庭に生まれ、幼少時に母と死別した。ランドセルを持てず、手提げ袋で小学校に通った。「自分のような経験をさせたくない」と2010年のクリスマスの日、前橋市の児童相談所にこっそりランドセル10個を届けた。漫画「タイガーマスク」の主人公、伊達直人の名でメッセージも添えた。

引用元:mainichi.jp

 

「手提げ袋」とありますが、一説には「風呂敷」とも言われているようです。

この当時の記憶が「ランドセルの贈り物」につながったんですね。

 

ご自身もかなり困窮していたと見られますが、やはり児童養護施設に入っていたんでしょうかね・・・?

それとも、親戚などに世話になっていたのかな・・・?

 

男性は、以前から長年にわたり児童養護施設の子供たちを支援する活動をしていたそうです。

 

そして・・・、

 

男性はその後、プロレスラーの「初代タイガーマスク」の佐山聡さんらとともに、財団法人「初代タイガーマスク基金」を立ち上げた。
(中略)
「今行っている支援を広げ、行政にも協力を呼びかけたい」との思いでリングに立つことを決めたという。

引用元:news.livedoor.com

 

と言うことなんですね♪

 

そこで、「初代タイガーマスク基金」のサイトをチェックすれば、男性の名前くらいはチェックできるのでは・・・? と考えました。

 

ところが、

 

理事長:佐山聡氏(初代タイガーマスク)

運営代表:松永修岳氏

 

とあるだけで、立ち上げに携わったはずの男性の情報は見当たりませんでした。

 

ちなみに松永修岳氏は、次のような肩書の持ち主だそうです。

 

戦略コンサルタント
『運と風水』の専門家
ラックマネージメント・フォーラム 代表
(財)初代タイガーマスク基金 運営代表
(社)日本建築医学協会 理事長
(社)国際風水科学協会 理事長

 

「占い師?」って思ったんですけど、なんだか結構な経歴をお持ちのようですよ。

気になる方はチェックしてみてくださいな♪

 

 

 

で、この男性の後に続けとばかりに、全国に多くの「伊達直人」が出現したわけです。

 

中には雑誌の取材を受けちゃうようなノリの軽い人物も存在しました。

きっと上辺だけの流行りモノ好きって人もいたことでしょう。

 

私のようになぁ~んにもしない輩よりはぜんぜんマシですけど・・・^^;

 

でも元祖「伊達直人」は、自身の生い立ちからして心意気が違うようで、一貫して活動を続けていたんですね。

 

今日12月7日に明かされる素顔・・・注目してみたいと思います。

 

【追記・・・2016/12/8】

ついに「タイガーマスク運動」の先駆者、元祖「伊達直人」がベールを脱ぎました。

その正体は、群馬県在住の河村正剛(まさたけ)氏です。

 

河村正剛氏(左)

 

 

なかなか立派な体格をした「なるほど」という感じのご尊顔であります。

 

そのメッセージは次のような内容だったそうな・・・。

 

「世の中が、このままじゃダメだ。子どもたちは、涙を流すために生まれてきたんじゃない。笑顔になるために、周りの人を笑顔にするために生まれてきたんだ」

「全ての子どもたちへ…生まれてきてくれて、ありがとう。健やかに育つことを祈ります。頑張ってね」

 

虐待だの、社内置き去りだのと、子供が犠牲になる事件がやけに目立つ昨今・・・。

 

実に考えさせられますな・・・。

 

【参考】Yahoo!ニュース Twitter