【画像】欅坂46ナチス風衣装問題!発案者は誰?秋元康の謝罪はあるか?

 

10月22日土曜日、神奈川県の横浜アリーナで開催されたニッポン放送主催のライブイベント「PERFECT HALLOWEEN 2016」・・・。

 

気志團やら超特急やら話題のアーティストが数多く出演して、大いに盛り上がったわけであります。

 

が、人気アイドルグループ欅坂46のコスチュームについて、なんと海外からクレームが殺到しているというじゃありませんか!?

 

それもそのはず、彼女らが身にまとっていた衣装は、旧ナチスドイツを連想させるそれだったんですから・・・。

 

これはね、もうね、世界の歴史上からして、とんでもない負の象徴であるということを忘れてはいけないんですよ!!

 

 

当日彼女らが身に付けた衣装がこちら・・・。

 

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今どきの若い人たちの多くは気にも留めず、「何これ?」って言うかもしれませんが、私の世代ですら、この姿は第二次大戦中のナチスドイツの制服を連想させるんです。

 

これを知った被害者団体が異議を申し立てるのも当然だと思います。

 

その昔、私が映画少年だったころ、兄の影響で戦争映画をよく観たものであります。

 

それらの多くにはドイツ軍が悪役として描かれていたんですが、ドイツ軍将校の制服がスタイリッシュで洗練された印象だったことを思い出します。

 

これらを現代の若者が目にして、カッコいいなんて思う気持ちが分からなくもないわけですが、国によっては恐怖や忌々しい記憶の象徴なんですよね。

 

そんな部分への配慮も戦後70年という年月から忘れ去られそうになっているのかな・・・?

 

それとも、情報拡散が飛躍的に進歩した今、目にする人が増えたから反響が多くなったのかな・・・?

 

欅坂46のメンバーにとっては、今回の海外からの批判は想像もしていなかったことでしょうね。

 

おそらくは誰かが提案して用意した衣装を、言われるがままに着用しただけだろうし、そもそもその衣装のデザインが何を元にしたものかなんて、知らなかったことでしょうよ。

 

 

でも今回のこれは、私ごときが見たってナチスを連想させますよね。

 

帽子の紋章だって、「ショッカーのコスプレだよぉ~」なんて言い訳は通用しないイメージです。

 

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「仮面ライダー」で懐かしい、ゾル大佐のイメージ

 

もしかしたら、矢面に立っているソニーミュージックや秋元康さんも、これらのバッシングは想定外だったのかもしれません。

 

でもね、これだけの情報社会になっているわけで、もう少し多方面への配慮が必要だったような気はしますね。

 

確かに過去にも、ナチスを連想させる衣装をまとった日本人アーティストはいましたよ。

 

イエロー・マジック・オーケストラ沢田研二さんなどなど・・・。

 

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今ほど情報の拡散が早くない当時ですら、これらは問題視されたという経緯があるそうです。

 

だとすれば、今回の、しかも世界に発信されているアイドルグループの衣装として、ふさわしいか否かを考えるだけの機転はなかったんでしょうかね?

 

イギリス大衆紙「デイリー・ミラー」をはじめとする海外メディアが取り上げ、米国を拠点とするユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」が謝罪を求めるに至った今回の一件・・・。

 

欅坂46のこのコスチュームを発案したのは誰なんでしょうかね?

秋元康さんサイドなのか、それともイベント関係者、深く関わっていると言われる気志團メンバー、うぅ~む、これはなかなか想像できませんな・・・。

 

はたして欅坂46のプロデューサーである秋元康氏や、所属レーベルのソニーミュージックは、どのように反応するんでしょうか・・・。

 

ある意味、実に興味深い!

 

【追記 2016/11/1】

思った以上に速い展開で、ソニーミュージックおよび秋元康氏が謝罪のコメントを発表しましたね。

 

■ソニー・ミュージック公式サイト、コメント全文
「平素は欅坂46を応援していただき、誠にありがとうございます。
10月22日に開催されましたハロウィンイベントにおいて、欅坂46が着用した衣装について、『ナチスドイツの軍服がモチーフではないか』とのお問い合わせ・ご指摘をいただいております。
私どもの認識不足により、衣装の色やその他を含む全体のデザインが、そのようなイメージを想起させる部分があり、ご不快な思いをさせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます。
また、当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません。
今回のご指摘を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めてまいります。
多くのみなさまにご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます」。

 

■秋元康氏コメント全文
「ニュースで知りました。ありえない衣装でした。
事前報告がなかったので、チェックもできませんでした。
スタッフもナチスを想起させるものを作った訳ではないと思いますが、プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。
大変申し訳なく思っています。
再発防止に向けて、すべて事前にチェックし、スタッフ教育も徹底して行いたいと思います」。

引用元:Yahoo!ニュース

 

秋元氏は「ありえない衣装」だったと釈明していますが、ソニーミュージック側は認識不足を認めています。

 

結局のところ、現場任せでチェック体制が行き届いていない状況を露呈する形ですね。

 

こういう問題に「ありえない」と言えるだけの意識を持った人が、最終的なチェックをしなくては、今の情報化社会ではこれからも同様の過ちを繰り返すことになると思います。
ほんと、頼みますわ・・・。

 

【参考】Yahoo!ニュース Twitter