桐山秀樹氏が亡くなりました。「おやじダイエット部の奇跡」や「糖質制限なでしこダイエット部の大逆転!」で知られるノンフィクション作家ですね。
今月2月6日に滞在していた東京都内のホテルで心不全による急逝だったと言いますが、その原因は何だったのでしょうか・・・?
提唱された「糖質制限ダイエット」が賛否両論だっただけに、あれこれと憶測を呼びそうな気配ですが・・・。
糖質制限ダイエットを勧める理由とは?
今回の桐山秀樹氏の訃報に際して、「おやじダイエット部プロジェクト」の小林将之氏は次のように述べています。
桐山先生は、
糖質制限が原因で亡くなったのでなく、
心不全・急性心筋梗塞で亡くなったのが、
診断書からも明らかです。
亡くなる前夜まで、本当に元気でした。
そもそも桐山氏が「糖質制限ダイエット」を提唱したのは、糖尿病の食事療法の1つとしてのことみたいです。
ご自身も糖質制限食を実践しながら、多くの著書を執筆していたと言います。
それらの多くは、長期間に渡って実践する人に向けたコツのような内容だったみたいですね。
とにかく亡くなる直前まで精力的に活動されていたようで、溜まった疲労や、昨今の大きな気温の変化などが重なって、心不全を発症したとも考えられます。
糖質制限、とくに炭水化物を制限することでダイエット効果があることは多くの人が経験していると思います。
ライザップのような高額ジムでも推奨されていますよね?
私が気になるのは、この「糖質制限ダイエット」と心不全という症状の因果関係です。
桐山氏の訃報に伴って想像しちゃうのは、どうしてもそのことなんですよね^^;
そこで、「糖質制限ダイエット」が、身体的にどのようなデメリットをもたらすのか調べてみました。
糖質制限ダイエットのデメリットとは?
糖質、つまり炭水化物を制限することで痩せられる理由は、体内に蓄積された脂肪をエネルギーとして燃焼することを促す結果になるからです。
もっと言えば、炭水化物を制限することは、余計なエネルギーを摂らないことなわけで、生きるためにエネルギーが必要な身体は、それを自らの体内に求めるってことみたいです。
なので、絶対的に痩せることができるんですね。
同時に、体内の血糖値の上昇を抑える効果もあるため、糖尿病の症状を緩和させることにも用いられるわけです。
そもそもは、これが糖質制限食の始まりみたいですけど・・・。
ただ、炭水化物を摂らないことで生じるデメリットとして、つぎのようなことが挙げられてもいるんです。
脳に栄養が回らなくなるため、集中力がなくなる
体内のたんぱく質が分解されることにより、疲れやすくなる
肝臓に蓄えられている糖質が分解されることになるため、肝機能が低下する
さらに怖いのは、長期間に渡って炭水化物を摂らないことで、体内のバランスが崩れ、血液がドロドロになるということ・・・。
血液がドロドロになれば、心筋梗塞や動脈硬化、脳卒中といった病気につながりやすくなるのは誰もがご存知ですよね。
それに、炭水化物っていうのは糖質と食物繊維からできていて、脳や内臓が正常に機能するために不可欠な栄養素だと言うんです。
本来なら、1日に必要なカロリーの半分は炭水化物であることが望ましいそうです。
つまり、過度な糖質制限食、炭水化物カットというダイエット方法が、何かしら身体に悪影響を及ぼしているのは間違いないと思うんですよね。
私は少々痛風の気がありまして、定期的に通院しています。
医師の話によれば、肥満を解消することは健康に不可欠だそうです。私は毎回、体重を落とすようにと注意されます。
でもそれは、無理なダイエットをするということではなくて、適度な運動を毎日続け、食べ過ぎや飲み過ぎをしないようにせよ、って話なんですよね。
美容目的でダイエットしたい気持ちも分かりますし、私だってもっとスリムになりたいですが、健康とのバランスを意識することが重要だと思います。
桐山秀樹氏の取り組みは素晴らしいことだと思うし、事実、多くの人が助けられているんだと思います。
でも、その目的をはき違えて無理なチャレンジをしてしまうと本末転倒、かえって健康を損なうことにもなるんじゃないでしょうか・・・。