レベルファイブから発売されたファンタジーRPG『二ノ国』シリーズ。まるでアニメの世界にいるかのようなグラフィックで、プレイヤーたちを魅了しています。今回は、なぜプレイヤーたちは『二ノ国』シリーズに魅了させられるのか、その魅力を探っていきたいと思います。
『二ノ国』シリーズとは
『二ノ国』シリーズとは、2010年にニンテンドーDS用ゲームソフトとしてレベルファイブから発売された『二ノ国 漆黒の魔導士』をはじめとするRPGシリーズです。
物語が繰り広げられるのは、もう一つの世界（パラレルワールド）である二ノ国。二ノ国と現実世界である一ノ国とで、人間たちの魂は姿を変えて共存しています。そんな二ノ国において、主人公たちは魔法の指南書である「マジックマスター」を用いて魔法を使ったり、生き物の心が実体化して幻獣の姿になった「イマージェン」でモンスターたちと戦ったりしながら冒険を進めていきます。
また、ゲーム以外にも、2019年8月23日には「命を選べ。」というキャッチコピーでアニメ映画も公開しています。詳しくは「二ノ国 映画」で検索してみてください。
『二ノ国』シリーズの２つの魅力
ジブリの世界に迷い込んだような感覚
この『二ノ国』シリーズですが、アニメーション作画を、『となりのトトロ』などで広く知られているスタジオジブリが担当しています。また、『風の谷のナウシカ』や『千と千尋の神隠し』をはじめとした多くのスタジオジブリ作品の音楽を担当している久石譲がBGMを手掛けています。このように、まるでジブリアニメの世界に迷い込んだような体験ができるのは、本シリーズの魅力の一つと言えます。
魅力的な二ノ国 キャラクターたち
『二ノ国』シリーズには、数多くの魅力的なキャラクターたちが登場します。しかも、そのキャラクターたちに声をあてているのは、著名な俳優さんや声優さんたちなんです！ここでは、メインキャラクターの一部を二ノ国 声優陣とともに紹介したいと思います。
オリバー（声：多部未華子）
『二ノ国』シリーズにおける主人公。素直で「限りなく透き通った心」を持つ活発な少年。母を心臓発作によって亡くしてしまうが、ナミダの妖精・シズクと出会い「二ノ国」に誘われる。
声は、『ライアーゲーム ―再生―』や『君に届け』などに出演し、2010年度第18回読売演劇大賞優秀女優賞杉村春子賞といった数多くの賞を受賞した女優の多部未華子さんが演じています。
シズク（声：古田新太）
大きな鼻とその鼻先についたランプが特徴的な妖精。闇の魔導士によって人形の姿に変えられてしまっているところを、オリバーの涙のおかげで魔法が解かれた。オリバーに「透き通った心」があると考え、彼を二ノ国へと誘う。
声は、『逃げるは恥だが役に立つ』や『半沢直樹』といった人気ドラマに出演しているだけでなく、劇団★新幹線の看板俳優でもある古田新太さんが演じています。
マル／シェリー（声：長澤まさみ）
二ノ国でオリバーたちの仲間になる『二ノ国』シリーズにおけるヒロイン。二ノ国では歌うことが好きで元気な女の子「マル」として登場するが、現実世界では病弱で家から出ることができない女の子「シェリー」である。
声は、『コンフィデスマンJP』シリーズや『50回目のファーストキス』などに出演している人気女優長澤まさみさんが演じています。
ジャイロ（声：大泉洋）
華奢な体つきで冴えない見た目をしている中年男性。面倒くさがりな性格で煩わしいことを嫌う。元泥棒だったがオリバーたちの優しさやその一途な思いに触れて、オリバーたちの仲間になる。
声は、森崎博之・安田顕・戸次重幸・音尾琢真らと共に結成した演劇グループ「TEAM NACS（チームナックス）」のメンバーであり、声優としては『千と千尋の神隠し』などに出演した経験のある大泉洋さんが演じています。
『二ノ国』シリーズ最新作「二ノ国クロスワールド」
『二ノ国』シリーズの最新作のオンラインRPG「二ノ国クロスワールド」が、スマートフォン向けに2021年6月にリリースされ、最近1周年を迎えました。
本作では、仮想現実「ソウルダイバーズ」を舞台に、プレイヤーたちは「危機に瀕した世界」を救うために旅立ちます。この作品で登場するオリジナルキャラクターたちは、『進撃の巨人』でリヴァイ役を担当している神谷浩史さんを始めとする豪華声優陣が演じており、これまでのシリーズと同様に魅力的な作品になっています。
まとめ
今回は、スタジオジブリ×レベルファイブの『二ノ国』シリーズの魅力を探っていきました。スタジオジブリファンにとっても、ファンタジーRPGファンにとっても、非常に魅力のある作品だとわかって頂けたと思います。これまでジブリは好きだけどゲームはあまりしなかったなあという人や、ゲームは好きだけどあまりファンタジーRPGはやったことないなあという人でも、ぜひ一度プレイしてみてはいかかでしょうか？