『ビッグコミックスピリッツ』に隔週連載中の眉月じゅんさんの漫画「恋は雨上がりのように」が、アニメ化&実写映画化というニュース♪
私のような中年オヤジの妄想を具現化してくれる、なんともドキドキワクワクの作品ですが、キャスティングを聞いてこれまたドッキリ。
ヒロインを小松菜奈さん、そしてさえないファミレス店長を大泉洋さんが演じるそうで、個人的にはこれ以上ない配役だと思っております。
でも、原作を読んでみると、この抜擢には伏線があるような気がしまして・・・。
『恋は雨上がりのように』のストーリーをネタバレ!
映画は2018年5月公開予定、それに先立って2018年1月からは、フジテレビ「ノイタミナ」枠でテレビアニメも放送が決まっている本作。
その内容を語る前に、作者である眉月じゅん(まゆづき じゅん)さんについてちょっと触れてみたいと思います。
「おっさんの妄想の具現者」とも称される眉月さんは、1983年4月27日生まれの34歳(2017年11月現在)。
神奈川県出身の漫画家さんです。
その作風から、男性なのか? 女性なのか? と議論になったものですが、性別については公表されていない様子・・・。
でも、過去のインタビュー記事などに見られる自画像からすると女性のようなんですね。
繊細で叙情的な描写や、心象風景の表現などを見ると、なるほど女性らしいという印象を受けます。
サイン会に足を運んだファンのコメントにも、「かわいらしい女性」と評されていたくらいなので、間違いないところでしょう。
さて、そんな眉月さんの手による「恋は雨上がりのように」の内容ですが・・・。
あ、大丈夫です、まだ連載中なんで結末がどうなるかってのはお話しできません。
でも、どんなストーリーなのか?ってところはネタバレしちゃいますね。
主人公の“橘 あきら(たちばな あきら)”は、風見沢(かざみざわ)高校に通う、17歳の女子高生です。
長い黒髪に短いスカートがトレードマークです。
このあたり、小松菜奈さんがどんな衣装で演じてくれるのか楽しみであります。
で、このヒロイン、感情表現が不器用で一見クール・・・。
その過去には、陸上部の短距離走のエースとして期待されながらも、足に大ケガをして挫折するという経験を持っています。
そんな彼女がアルバイトをするのが、ファミリーレストラン『cafeレストラン ガーデン』。
そこには“近藤 正己(こんどう まさみ)”という冴えない45歳バツイチ子持ちの店長がいるんですが、なんと、この店長に恋心を抱いているんですよ。
単行本の1巻でいきなり「あなたのことが好きです」と告白する“あきら”・・・。
急展開に読者はビックリ。
回想シーンでは、ケガで陸上を諦めるしかなかった当時の“あきら”が、『ガーデン』の客席に座り、窓から雨の降りしきる外をぼんやり眺めています。
そこに無言でコーヒーを置く“近藤”。
「あの、あたしコレ頼んでませんけど・・・」
「サービスです。ただ雨が止むのを待っているだけじゃつまらないでしょう」
とまどう“あきら”に、
「あッ! もしかしてブラック苦手!?」
と慌ててながらも、手品でミルクを出してみせる“近藤”。
そんな2人の出会いが、そもそもの恋の始まりだったのでしょうか・・・。
一見無愛想ながら一途な“あきら”と、現実的ではない状況に戸惑う“近藤”。
はたしてこの先、2人の関係は・・・?
なぁ~んて物語であります♪
冴えない店長の役は大泉洋に決まっていた?
さて、私が勝手に絶賛する映画版のキャスティング。
個人的に小松菜奈さんがかもし出す雰囲気も大好きだし、大泉洋さんの変幻自在のキャラも大好きです。
で、原作をお読みになった方なら少なからず察していたんじゃないかと思うんですが・・・。
単行本の2巻に、大泉洋さんの起用を匂わすかのような、考えようによっちゃ伏線とも取れるようなエピソードがあるんです。
ま、今にして思えば的な、勝手な憶測ではあるんですが・・・。
この中で、ヒロインが映画に行くシーンがあるんです。
しかも同じ映画を2回。
そのイキサツは置いといて、その映画のタイトルというのが、「アイワズアヒーロー」って言うんですね。
しかもゾンビ映画。
そう、これ↓のパロディーだと考えて間違いないでしょう。
これも漫画の実写映画化ですが、私としては意外なくらい面白かったのを覚えております。
そしてこの映画版で主演していたのが、ほかならぬ大泉洋さん♪
なんという巡り合わせ、これが偶然だとでも言うんでしょうか!?
はい、考え過ぎ、たんなる偶然だとは思うんですけど、縁ってこんなところにあるのかなぁ~・・・なんてジワジワしちゃった次第であります。
さてさて、あまり照れくさい恋愛モノは苦手な私ですが、本作にはめずらしく興味津々でです。
アニメも映画も楽しみにしていたいと思います!