まだ記憶に新しい慈恵医大病院の医師ら3人が御用となった集団暴行事件・・・。
所有するマンション内で女性に酒を飲ませて昏睡させるという卑劣な手口で、余罪も追及されていたはずの一件です。
これが不起訴になったというニュースが流れ、世間の人たちから疑問の声が上がっているようです。
いったいどのような理由があったと言うんでしょうか?
慈恵医大病院の医師らの容疑とは?
そもそもこの事件は、当時どのように報じられていたのか振り返ってみます。
2017年2月16日の朝日新聞デジタルでは次のように報じていました。
酒に酔って昏睡(こんすい)状態の少女に集団で●的暴行を加えたとして、埼玉県警は16日、船橋中央病院(千葉県船橋市)の医師、T.K.容疑者(31)=千葉県船橋市□△○丁目、準強●罪で公判中=ら3人を集団準強●容疑で逮捕したと発表した。
ほかに逮捕されたのは、東京慈恵会医科大学病院(東京都港区)の医師Y.M.容疑者(31)=港区□△○丁目=と、大学生のR.K.容疑者(25)=東京都大田区□△○丁目。T.K.、Y.M.両容疑者は黙秘し、R.K.容疑者は容疑を認めているという。
発表によると、3人は昨年4月30日午後10時35分ごろ、T.K.容疑者が借りていた大田区内のマンションで、酒に酔って昏睡している10代後半の少女に集団で●的暴行を加えた疑いがある。T.K.容疑者は、同じ日に別の10代後半の少女に対しても、昏睡中に●的暴行を加えた疑いがもたれている。
T.K.容疑者は昨年7月と9月に、いずれも埼玉県在住の20代女性2人に対し、酒に酔って抵抗できない状態で●的暴行を加えたとして、埼玉県警に同10月に逮捕されている。
引用元:huffingtonpost.jp(一部編集)
当初、別の報道では東邦大学医学部4年のY.N.容疑者(27)の名前があがり、R.K.容疑者の名前がないものもあったんですが、その事情が判然としませんでした。
麻布署の話では、3人は同じ大学の先輩後輩の間柄・・・。
渋谷区の居酒屋で被害女性らと合コンをし、現場マンションへは二次会として移動したんだそうです。
後の報道によれば、携帯電話のLINEを使って指示を出し合いながら犯行に及んでいたとのことで、その手慣れた手口から常習性を指摘する声も多かったようです。
不起訴になった理由とは・・・?
7月7日未明の報道によれば、今回の不起訴について次のように報じています。
東京慈恵会医科大学付属病院の医師ら3人が去年6月、20代の女性2人に無理やり酒を飲ませて酔わせたうえ、集団で●的暴行を加えたとして、警視庁に逮捕された事件で、東京地検は6日付けで3人を不起訴処分としました。
東京地検は不起訴の理由を明らかにしていません。
引用元:headlines.yahoo.co.jp(一部編集)
さて、明かされていないという不起訴の理由ですが・・・
この手の犯罪は「親告罪」が適用されています。
これは、被害を受けた側からの告訴がなければ検察が起訴できない犯罪のことです。
被害届があったから警察が動いて、この3人の容疑者をお縄にしたわけでしょうが、その後、被害者側からの告訴がなかったということでしょうか・・・。
あるいは、告訴を取り下げたということも考えられます。
その理由は何かっていうと、考えられるのは「示談成立」しかありませんね。
3人の容疑者の親は医師のようだし、お金もあるだろうし、弁護士を雇って被害者と交渉を続けていたってことじゃないですかね。
いったいどれほどのお金を積んだのか知りませんが、被害者側が示談に応じた・・・ということなんでしょう。
気になるのは、この3人の医師免許がどうなるのか?って話です。
剥奪されることもなく医師として仕事を続けられるのだとしたら、この世の中はどうかしてますな。
今後、何らかの追加情報が得られる可能性もないとは言えないので、しばらく注目していきたいと思います。