小池百合子東京都知事が率いる「都民ファーストの会」の圧勝で幕を閉じた7月の東京都議選挙・・・。
「頭の黒い鼠」と表されたとされる自民党のお歴々が次々と落選する事態になりました。
その中でも急先鋒とされた川井重勇元議長・・・。
「握手拒否の」という前置詞がすっかり定着しちゃって、その印象は最悪のものでしたね。
ところが、ここに来て、当時の「握手拒否」が誤報であり、実際にはちゃんと握手していたという情報が飛び交っております。
おやおや・・・?
東京都知事に就任した当時の小池百合子氏が、初登庁の際に挨拶回りをしたシーン。
何度も報道で目にした記憶があります。
自民党都議連のお歴々が苦々しげに対応した様子が印象的でしたよね。
中でも話題になったのが、小池氏が川井重勇氏の元へ出向いた際のやりとりでした。
当時の様子を、今回の東京都議選の結果を報じる際に、あらためて話題にしたのがTBS系の情報番組「ひるおび!」であります。
ここに流された映像では、握手しようと手を差し出す小池氏と、それを無視するかのように後ろ手で応じる川井氏の姿が映し出されました。
苦笑いを浮かべる小池氏・・・。
多くの人が、
「このときの小池さん、可愛そうだったなぁ~」
「大人げないよね、川井議長!」
なんて思ったことでしょうね。
ところが・・・!!
実はこの直前、川井氏はしっかり握手に応じていたんですね!
当時の動画が次のものであります。
【動画で検証】
躊躇した間はあるけれど
この動画の秒数から考えても
握手を頑なに拒否した感じには私には見えないけどな pic.twitter.com/zdDzTOJJSU— ねこおぢさん (@nekoodisan) 2017年7月5日
あらら・・・、ちゃんと普通に握手していますね・・・!
これは時事通信社が当時伝えた報道映像です。
これが川井氏の元を訪れた際のフルヴァージョンってことですね。
いったいどういうことなんでしょうか?
実際にはしっかり握手していた小池氏と川井氏・・・。
ところが「ひるおび!」で流された映像では、あたかも握手を拒否されたかのような編集がなされていたのであります。
司会の恵俊彰さんが、
「これ印象的でしたもんね」
と話を振ると、コメンテーターの三雲孝江さんは、
「握手くらいすればいいじゃないねぇ~、ご挨拶なんだから」
と回答し、都議選で落選したことを「しっぺ返しですね」と評していました。
ほかの出演者たちも口を揃えて、
「印象的だった」
としたこのシーン・・・。
どうして「握手拒否」というイメージが多くの人の脳裏に焼き付いてしまったんでしょうか?
拒否していたのは「握手」ではなく、記者が要望した「記念撮影」だったんですよね!
いずれにせよ印象は悪いけど・・・。
かく言う私も、すっかり「握手拒否の川井議長」とインプットされておりました。
「ひるおび!」で流された映像、当時も観たような気がするんだけどなぁ~・・・。
このことについて「マスメディア報道のメソドロジー」というサイトでは、いち早く指摘しておりました。
TBS「ひるおび!」の放送はフェイクニュースであり、明らかな捏造行為であると・・・。
確かに編集された映像は「握手拒否」を強調するために故意に行われた印象です。
でも、観ているこちらも、
「そうそう、こんなことあったよねぇ~」
と、事実だったという目で観ちゃっているから不思議・・・。
このブログでも、読者の方々から再三にわたりご指摘頂いているんですが、マスコミの報道を鵜呑みにしてしまうのは危険なことなんですね!
今回の件、けっこうな拡散の様子を見せていますが、いったいどうなるのか見届けたいと思います。