痴漢の冤罪回避に名誉毀損は有効?ツイートで話題の対処方法を考える!

 

 

今日はですね、電車内で痴漢行為の疑いをかけられた際の対処方法について、あれこれ考えてみたいと思います。

 

冤罪を免れる方法や、咄嗟の状況にどう対処するのがベターなのか、ネット上で言われる、

「逃げるが勝ち」

は本当なのか、そしてちょっと前に話題になったツイートについても検証したいと思いますよ♪

 

 

痴漢の嫌疑に対して名誉毀損?話題のツイートの内容とは?

電車内で迷惑行為の嫌疑をかけられた男性が、線路に降りて逃亡するという事象が相次いでいるみたいですね。

 

以前、走って逃げて行く男の姿を映した映像が報道されて以来ちょくちょく・・・。

先日には、とうとう電車にはねられて亡くなるという事態も起きています。

 

 

痴漢行為ってのはもちろんダメなんですけど、以前から冤罪や逆手に取った脅迫行為なんかが問題になっていますよね。

 

とくに冤罪・・・。

 

一度連行されちゃうと疑いを晴らすのが容易じゃなくて、ネット上には、

「その場から逃げるのがベスト」

なんてアドバイスがまことしやかに拡散されているようです。

 

 

そんな中、疑われた男性が冷静に対応したことで事なきを得た、なんて状況を伝えるツイートが話題になっておりました。

 

それが次のようなものであります。

 

 

 

 

なるほど・・・

しかし、咄嗟の状況でこんなに冷静に対応できるものでしょうかね?

 

「日頃から言い慣れてるんじゃね?」

なんて、変な想像もしちゃいます。

 

つまり、案外この男が常習犯だったりして・・・なんて。

 

 

迷惑行為を疑われたら『逃げるが勝ち』なのか?

毎朝、満員電車に揺られて会社勤めしていたのも今は昔・・・。

 

「よく耐えてきたもんだよなぁ~」

とつくづく思うあの生活にピリオドを打ったのは、もう5年も前の話であります。

 

幸いにも(?)、妙な疑いを持たれるなんて経験はなかったけど、そうした言い合いや騒動は何度か目にしたことがありました。

 

 

さて、ネット上で広がる「逃げるが勝ち」というアドバイス・・・。

 

テレビで観た弁護士の話によれば、

「逃げるのは、それだけで疑いを深めるのでダメ」

だそうな・・・。

 

刑法上の解釈でも、「逃げる=容疑を認める」くらいに扱われているそうです。

 

「じゃどうすればいいの?」

って話では、次のように語っておりました。

 

・その場に留まる(事後の現場は証拠の宝庫・・・なんだとか)

・(無実を証言してくれる)証人を探す(呼びかける)

・感情的になっている相手の証言を、今後のためにスマホで録音させてもらう
(自称被害者の言うことは、後になって二転三転することがよくあるそう)

・その場で弁護士を呼んでもらうように求める

 

っていう、けっこう面倒くさい話なんですね。

 

中でも、

「その場で証人を見つける」

たって、電車は発車しちゃうだろうし、その駅で降りた人たちだって先を急ぐわ、関わりになりたくないわで、みんな去って行っちゃうでしょ?

 

「真犯人に関する証言を得られれば尚Good♪」

てな話もあったけど、まぁ~ず期待できないでしょ?っての。

 

 

そんなこんなで「逃げるが勝ち」論が広まっているんでしょうかね・・・。

 

その日に大切な仕事の予定とか入っていれば、そんな理由で足止めは食いたくないでしょうしね。

 

テレビの街頭アンケートでは、実に半数以上の男性が、「逃げる」と回答していました。

 

その理由には、やっぱり、

「ネット上にそういうアドバイスがあったから」

みたいなことを言っている人が目立ちましたね。

 

 

それらの情報から、冤罪を証明するのが難しいという印象が強いことも理由だと思われます。

※ 映画「それでもボクはやってない」とか・・・ね。

 

 

 

そんなわけで、

「疑われたらその場から逃げるのがベスト」

なんて結論にたどり着くんでしょう。

 

女性から追及されて、電車から降ろされて、駅員を呼ばれて、周囲の人混みからは好奇の目線の嵐・・・。

 

そりゃ逃げ出したくもなるかなぁ~・・・。

 

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痴漢の冤罪回避に「名誉毀損で訴える」は有効なのか?

さて、話題のツイートで言う痴漢の嫌疑に対する「名誉毀損」についてです。

 

今回拡散されたツイートに登場する被疑者(?)男性の何がスゴいって、この落ち着いた冷静な反論なわけですよ。

真似しろったって、できるものかどうか・・・。

 

 

私も目の前で痴漢呼ばわりされた若者が連れ降ろされるのを見たことがありますが、その若者くん、

「え?、え?」

て、蒼白のパニクった表情のまま固まってましたよ。

 

いざ自分の身に降り掛かったとき、冷静に対処できる人って少ないんじゃないでしょうかね?

 

それができるなら、これだけ注意喚起されている「オレオレ詐欺」に騙される人なんか減っているはずだもん。

 

 

ネット上には今回のツイート内容のような模範めいた例を挙げて、痴漢の冤罪を防ぐ方法を説いているサイトがあります。

 

ところが、それに対して、現行犯で相手を捕らえた際に、「名誉毀損で訴えるよ」なんて冷静に言われた場合の対処方法を紹介しているサイトも存在するんですね。

 

言ってみれば、こりゃもう、どっちもどっちのイタチごっこなんです。

 

なので、ちょっと考えてみましたよ♪

 

ホントにイヤらしい行為をした輩はお縄になるべきだけど、見に覚えのない妙な疑いはかけられたくないという健全な方々にとっては、

 

・ラッシュを避けて、早朝の電車に乗る

・混雑した電車に乗るなら、カバンを頭の上に乗せて両手をあてがう

・バンザイの姿勢で降りる駅まで持ちこたえる

・ドアにへばりついて両手でカバンを抱きしめる

・よだれ鼻水垂れ流してヤバイ人を演じ、周囲の人を遠ざけておく・・・

 

そんな手段しかないんじゃないかと・・・。

( ̄▽ ̄;).。oO

 

要するに、疑われないために最善を尽くすってわけです。

 

でも、それでももし疑われることになったとしたら・・・

少なくとも、線路に降りて走って逃げるってのは真似しないほうがいいですね。

 

痴漢行為を認めたと受け取られるばかりか、

 

・疑われたまま命を落とす危険性がある

・電車の運行を妨げることから、威力営業妨害の容疑が上乗せ

・被害者女性へだけでなく鉄道会社への莫大な損害賠償が発生

 

なんてことになっちゃいます。

 

そうなると、仮に痴漢行為の冤罪が証明できたとしても、ほかの罪は消えませんよ!

 

え? じゃ、どうすればいいのって?

さっきも言ったように、そもそも疑われないように努力するしかないっしょ!?