ここ最近の芸能ゴシップ報道を独占した高畑裕太さんですが、不起訴釈放のニュースに眉をひそめた方も多かったことでしょう・・・。
でも担当した弁護士事務所が「無罪請負人」の異名を誇る弘中惇一郎弁護士の率いるところだと聞いたら納得・・・!?
法律事務所ヒロナカから高畑裕太さんを担当したのは、渥美陽子、小佐々奨両弁護士とされます。
事務所の頭が「無罪請負人」なら、その下で腕を磨くこの2人もまたデキる人材なのでしょうね・・・。
で、気になる事務所の主、弘中惇一郎弁護士について調べてみました。
弘中惇一郎弁護士のプロフィール
今回注目している弘中惇一郎弁護士ですが、調べてみると相当なやり手であることがうかがえます。
法律事務所ヒロナカのホームページや関係資料から抜粋すると、そのプロフィールは次のようになっておりました。
名前: 弘中 惇一郎(ひろなか じゅんいちろう)
生年月日: 1945年10月16日 70歳(2016年9月現在)
出身地: 山口県
学歴: 広島県私立修道中学・高校、東京大学法学部卒業
司法試験: 1967年の大学在学中に合格
所属: 東京弁護士会
【経歴】
1970年 弁護士登録、堂野法律事務所入所
1980年 霞ヶ関総合法律事務所開設
1997年 ミネルバ法律事務所開設
2004年 法律事務所ヒロナカ開設
「薬害エイズ事件の真実」(2008年 現代人文社)、「無罪請負人 刑事弁護とは何か?」(2014年 角川書店)などの著作物も多く出版しています。
現在のようなロースクール制度もなく、弁護士資格の取得がずっと狭き門だった当時、大学在学中に取得してしまうというのは相当な頭脳の持ち主だと言うしかありませんね。
弘中弁護士がこれまで担当した事件の数々・・・。
それらを眺めてみると、いずれも世間を騒がせた案件ばかりでした。
w( ̄▽ ̄;)w
いわゆる「ロス疑惑」で話題になった三浦和義氏の弁護で無罪を獲得。
薬害エイズ訴訟での一審無罪判決の獲得。
障害者郵便制度悪用事件に関与したとされた厚生労働省元局長の村木厚子氏も無罪獲得。
おまけにNHKや世間を騙して話題になったニセモノ和製ベートーベン佐村河内守氏の弁護を受けていたのも弘中弁護士です。
ほかにも有名人の弁護を数多く担当していて、上記以外にも、
加勢大周、加藤紘一、花田勝、叶姉妹、小沢一郎、川崎麻世、中森明菜、堀江貴文、野村沙知代、鈴木宗男、東国原英夫・・・
芸能界から政界まで、じつに幅広い著名人を担当しているんですね。
いずれも狭い業界だし、腕の立つ弁護士がいれば評判にもなるだろうし、
「ヤバいときには弘中弁護士に!」
くらいの噂が広がっていたとしても不思議はないですね・・・。
高畑裕太釈放時に公表された文書は謎・・・
高畑裕太さんが不起訴釈放となったのも驚きでしたが、その際に弁護士からマスコミへ送られた文書の内容にも驚かされました。
名義は法律事務所ヒロナカに所属する渥美陽子、小佐々奨両弁護士・・・。
このお2人のプロフィールについては、公式サイトに次のように書かれています。
渥美 陽子 ATSUMI Yoko
学歴
2002年 自由学園高等科卒業
2006年 早稲田大学法学部卒業
2008年 東京大学法科大学院修了(法務博士)
2009年 最高裁判所司法研修所修了(新62期)
経歴
2010年 西村あさひ法律事務所入所
2014年 法律事務所ヒロナカ入所
所属
第二東京弁護士会
小佐々 奨 KOSASA Sho
学歴
2003年 私立広島学院中学校卒業
2006年 私立広島学院高等学校卒業
2011年 早稲田大学法学部卒業
2013年 早稲田大学法科大学院修了(法務博士)
2015年 最高裁判所司法研修所修了(68期)
経歴
2015年 弁護士登録、法律事務所ヒロナカ入所
所属
東京弁護士会
引用元:法律事務所ヒロナカHP
で、マスコミに送られた文書というのが次のような内容のものです。
高畑裕太さん事件についての弁護人の説明
今回、高畑裕太さんが不起訴・釈放となりました。
これには、被害者とされた女性との示談成立が考慮されたことは事実と思います。しかし、ご存知のとおり、本罪は被害者の告訴がなくても起訴できる重大犯罪であり、悪質性が低いとか、犯罪の成立が疑わしいなどの事情ない限り、起訴は免れません。お金を払えば勘弁してもらえるなどという簡単なものではありません。
一般論として、当初は、同意のもとに行為が始まっても、強要になる場合があります。すなわち、途中で、女性の方が拒否した場合に、その後の態様によっては罪になる場合もあります。
このような場合には、男性の方に、女性の拒否の意思が伝わったかどうかという問題があります。伝わっていなければ、故意がないので犯罪にはなりません。
(中略)
私どもは高畑裕太さんの話は繰り返し聞いていますが、他の関係者の話を聞くことはできませんでしたので、事実関係を解明することはできておりません。
しかしながら、知り得た事実関係に照らせば、高畑裕太さんの方では合意があるものと思っていた可能性が高く、少なくとも、報道にあるような、電話で「部屋に歯ブラシを持ってきて」と呼びつけていきなり引きずり込んだ、などという事実はなかったと考えております。つまり、先ほど述べたような、違法性の顕著な悪質な事件ではなかったし、仮に、起訴されて裁判になっていれば、無罪主張をしたと思われた事件であります。以上のこともあり、不起訴という結論に至ったと考えております。
引用元:Yahoo!ニュース ※一部修正
たぶん、高畑裕太さんの立場をおもんぱかって書かれた内容だとは思うんですが、被害者感情を逆なでするかのような表現ですよね・・・。
示談が成立した後に公表する内容でしょうか・・・?
それとも、今回の罪状は示談金などで解決するケースではない=事実ではなかった、とでも言いたいのでしょうか?
つまり、被害者とされる女性側、あるいは報道の内容や嫌疑自体にも、なんらかの間違いがあったと・・・?
いずれにせよ、この妙な文書についても、弘中弁護士の指示があった上での公表だったんだとすれば、気持ちが元被告の方にばかり向きすぎじゃね?
って感じちゃいます・・・。
示談については、双方の弁護士が話し合ったとみられますが、弁護士のランク(?)のようなものが影響するケースもあるんでしょうかね・・・?
「相手が法律事務所ヒロナカでは、裁判になっても良い結果は望めない・・・」
みたいな・・・。
真相は事実関係は当事者にしか分かり得ないことだけど、なんか後味のわるぅ~い印象ばかりが残ってしまいます・・・。
(_ _;).。oO
【参考】Yahoo!ニュース