Google Lunar X Prize(グーグル・ルナ・エックスプライズ、略称GLXP)なる、民間初の月面無人探査コンテストが話題になっています。
8月30日の今朝、日本テレビ「ZIP」を観ながら朝食をとっていると、サカナクションがイメージ楽曲を提供してどうとか・・・って報道されていました。
何にも知らなかった私の頭の中は「?」マークでいっぱい。
「人類は月面でレースをするまでに進歩したんかいな!?」
w( ̄▽ ̄;)w
ってことで、この壮大なイベントについて調べてみることにしましたよ♪
月面探査レースとは?
この月面探査レースは、アメリカのGoogleがスポンサーとなり、Xプライズ財団ってところが運営するものです。
Xプライズ財団ってのは、1995年に設立された非営利組織で、これまでにも次のようなイベントを主催しています。
2004年「Ansari X PRIZE」
民間による最初の有人弾道宇宙飛行を競うコンテスト
2013年「Archon X PRIZE for Genomics」
ゲノムの解読の速さやコストを競うコンテスト
などなど・・・。
どうやら科学技術の発展を促す目的で、コンテストという形で研究者や企業の挑戦心を高めようっていう意図があるみたい・・・。
月面探査レースの概要は?
で、今回話題になっている月面探査レース「Google Lunar X Prize」は、2007年9月にスタートして、2015年末までの期間で開催される予定になっていました。
これが1年間延長されて、2016年12月31日までの期間に変更されています。
延長の理由は分からないけど、これだけ壮大なイベントですから、民間の研究開発が追い付かなかったんでしょうかね?
(´・ω・`).。oO
で、このレースのルールですけど、次のミッションを最初に成功させると優勝になるようです。
1)月面に純民間開発ロボット探査機を着陸させること
2)着陸地点から500メートル以上移動すること
3)高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること
つまり、民間の手によって月面着陸機を打ち上げて、そこから発進した月面車が500メートル以上走行した上に、地球にデータを送信しなくちゃならないわけです。
しかも、月面車は、走行時にその重量の1%の積み荷を輸送しなければならないんだとか・・・。
さらに、独自に地球に送信するデータのほか、Xプライズ財団から送られる100KBのデータを受信して、これをまた地球に再送信するというミッションも加わります。
想像もできないけど、なかなか過酷な条件をクリアしなくちゃダメみたいですね・・・。
( ̄▽ ̄;).。oO
月面探査レースの参加国やスケジュールは?
この月面探査レースに参加しているのは、日本、アメリカ、イタリア、チリ、マレーシア、ドイツ、スペイン、イスラエル、カナダ、ハンガリー、ブラジル、インドなど・・・。
アメリカが一番多くて5つのチームが開発に乗り出しているようです。
ちなみに、これまでに12チームくらいが棄権しているみたい・・・。
日本からの出場は、報道された「HAKUTO(ハクト)」だけですが、auをはじめ、スズキ、リクルート、JAL、CEMEDINE(セメダイン)、Zoff、IHIらが協賛しています。
昨日8月29日に月面車(ローバー)のデザインが発表されたわけですが、いつ打ち上げられてスタートするのか、その日程は明らかになっていません・・・。
そりゃそうですよね、だって競争だもん。
スケジュールがバレちゃったら他国もわれ先にって急いじゃうだろうし・・・。
(¬д¬。).。oO
HAKUTOが開発する月面車の性能は?
出典:YouTube
今回のコンテストの優勝賞金は2000万ドル、準優勝は500万ドルで、賞金総額は3000万ドル(日本円で約30億円)にもなるそうですよ。
気になるコストについて、報道によれば次のように書かれていますね。
探査機を月に送るには重さ1キロにつき約1・2億円かかる
引用元:Yahoo!ニュース
つまり、重くなればなるほど高くつくってわけですね。
そのため軽量化を図って、当初7キロあった重量を4キロにまで減らしたそうな・・・。
でも、月面って重力が地球の6分の1とかなんですよね?
あんまり軽くしちゃって安定走行できるのか心配ですが・・・。
('д')ァン?
YouTubeに、この車両の詳細が載せられています。
英語でよく分からないんですけど、なんかスゴイみたいなことは伝わってきました。
HAKUTO FLIGHT MODEL -Rover Design and Technology-
ぜひとも日本の技術を結集させて世界に知らしめたいですな!
がんばれ日本! 目指せ優勝20億円♪
ヾ(≧∀≦*)ノ
【参考】Yahoo!ニュース Wikipedia