PCにセキュリティソフトは必須?導入するデメリットはある?

PCにセキュリティソフトは必須?導入するデメリットはある?

パソコン ウイルス対策で欠かせないのが「セキュリティソフト」です。大切なデータや個人情報を守ってくれるセキュリティソフトですが、一方で導入するとデメリットがあるのではと不安に感じますよね。また最近はPCに標準搭載されていることもあり、そもそも他のセキュリティソフトを使う必要性はあるのか疑問に思う方も多いと思います。そこでこの記事では、PCのセキュリティソフトの必要性や、導入する際のデメリットについてご紹介します。

そもそも「セキュリティソフト」とは?

セキュリティソフトとは、PCに危害を加える「サイバー攻撃」から保護してくれるソフトウェアのことです。その歴史は古く、PCのウイルス感染を防ぐための「ウイルス対策ソフト」として始まり、あらゆるサイバー攻撃に対応する「総合セキュリティソフト」へと発展してきました。近年ではパソコン ウイルス対策の為の複数の機能を搭載した製品が、国内外のさまざまなメーカーによって販売されています。

セキュリティソフトの必要性

セキュリティソフトは結論から言うと導入が必須となります。残念なことですが、Windows10に標準搭載のものでは年々進化するサイバー攻撃を防ぐことは困難なのが実情です。セキュリティソフトを導入していないPCの場合、「システム破壊」「ウイルス拡散」「個人情報漏洩」「金銭被害」といった損害が発生する恐れがあるため大変危険です。「マルウェア」や「フィッシング詐欺」といった脅威からの被害を防ぎ、PCの重要なデータや個人情報をしっかり守るためにも、パソコン ウイルス対策にはセキュリティソフトが必要不可欠と言えます。

セキュリティソフトを導入するデメリットとは?

セキュリティソフトは主に5つのデメリットがありますので、順番に解説していきます。

①費用がかかる

セキュリティソフトの導入に費用がかかることがデメリットです。セキュリティソフトには契約年数の「使用期限」と、複数デバイスにインストールできる「利用可能台数」があり、使用環境に応じて製品を購入する必要があります。手間や費用を考慮すると「3年版」といった長期契約の方が安く、「5台」対応といったライセンスであれば家族中で使用することも可能です。まずはお試しで月額版を使用し、気に入ったら後から3年版を購入するという方法も良いでしょう。

②ライセンスやソフトの管理が必要

セキュリティソフトの導入後は、ライセンスやソフトの管理が必要になります。と言うのも、「使用期限」を忘れて放置してしまうとセキュリティソフトが無効になるため、PCが危険に晒されてしまいます。またPCの電源が入っていない時は「ウイルス定義」の更新が行われないため、古い定義のままインターネットを利用してしまう恐れもあり危険です。そのためセキュリティソフトの管理を怠ることは、安全性を低下させることにつながると言えます。

③PCに高い負荷がかかる

セキュリティソフトはPCに高い負荷がかかるというデメリットもあります。セキュリティソフトにもよりますが、常時PC内部やWebサイトの安全性を監視することからPCへの負担が避けられません。負荷が高いとPCの動作が重くなるどころか、最悪の場合はまともにPCを操作することができないという事態もありえます。そのため、使用しているPCがあまりに低スペックの場合はセキュリティソフトの導入が困難なケースもあるでしょう。

④100%脅威を防ぐことはできない

セキュリティソフトは100%脅威を防ぐことはできません。パソコン ウイルス対策として非常に有効な手段であることに間違いはありませんが、未知のウイルスによる攻撃は当然ながら防ぐことが不可能です。またセキュリティソフトでは防げない「標的型攻撃メール」など、ユーザーの心理を狙った手口も増加しています。セキュリティソフトを導入すれば絶対安全ということはないため、過信せずに注意する必要があるでしょう。

⑤セキュリティソフトの複数使用は不具合が発生する

セキュリティソフトを複数同時に使用することはできません。理由はソフト同士が悪さをすることで異常な高負荷になったり、逆に安全性が低下するといった問題が起こるからです。そのためセキュリティソフトは原則1つで動かすことが基本で、他のソフトはオフにしたりアンインストールした方が良いでしょう。ちなみにPC標準機能「Windows Defender」は、有料のセキュリティソフトを安全に使用できるように自動で無効化されるようになっています。

おわりに

今回はパソコン ウイルス対策に欠かせないPCのセキュリティソフトの必要性や、導入する際のデメリットについてご紹介しました。より安全にインターネットを使用するためにも、PC標準搭載の「Windowsセキュリティ」ではなく、有料セキュリティソフトを導入しましょう。