アニメ「鬼武者」宮本武蔵のモデル三船敏郎ってどんな人?

アニメ「鬼武者」宮本武蔵のモデル三船敏郎ってどんな人?

YouTubeにて2022年9月25日に配信された、Netflixグローバルファンイベント「TUDUM」。世界中で新作シリーズなどサプライズな情報が満載でしたよね。「TUDUM Japan」では、CAPCOMの戦国アクションゲーム『鬼武者』がアニメ化されることが発表されました!

戦国アクションゲーム『鬼武者』とは

ご存知ない方のために簡単にご説明させていただくと、『鬼武者』は2001年にCAPCOMが発売したPlayStation 2用の戦国サバイバルアクションゲームです。戦国時代を舞台に、青年剣士が襲い来る敵をバッサバッサと切り倒し、謎を解きながら進んでいく和風剣術アクションとなっています。

シリーズソフト販売総数は、16タイトルで850万本。PS2用ソフトとしては、初のミリオンセラーを達成した作品でもあります。

『鬼武者』Netflixで初のアニメ化決定

このCAPCOMのゲーム『鬼武者』を原作とした、Netflixアニメ『鬼武者』です。

『鬼武者』がアニメ化されるのは今回が初めてで、総監督を務めるのは「クローズZERO」シリーズや「神さまの言うとおり」などを手懸けた三池崇史。監督を須貝真也、制作をサブリメイションが担当し、Netflixシリーズで配信されます。

歴史上の人物を主人公とし、歴代シリーズでは金城武、松田優作、ジャン・レノなど実在する俳優をモチーフにしたことでも話題になった『鬼武者』ですが、アニメの主人公は宮本武蔵、そしてキャラクターモデルは三船敏郎になるそうです。

キャラクターモデル・三船敏郎とは?

三船敏郎は、日本を代表する俳優・映画プロデューサー・映画監督です。女優の三船美佳さんのお父様でもあります。

東宝株式会社が主催した「東宝ニューフェイス」の第1回オーディションに補欠合格し、1947年に谷口千吉監督・黒澤明脚本の『銀嶺の果て』でデビュー。デビュー作ながら、ほぼ主役級の役を演じました。そして、翌1948年に黒澤明監督の『醉いどれ天使』で破滅的なヤクザ役を演じて一躍スターとなります。

その後も、黒澤明監督作品に出演し続けて

  • ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞受賞『羅生門』
  • 英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート『七人の侍』
  • ヴェネツィア国際映画祭 男優賞『用心棒』『赤ひげ』

など、世界的に高い評価を受けます。このように黒澤明監督と共に「世界の三船敏郎」という階段を登り始めます。その後はもちろん海外からのオファーが数々舞い込むようになりますが、三船さんは日本映画への出演を優先させていたようです。

ハリウッド映画では『グラン・プリ』や『太平洋の地獄』『レッド・サン』『太陽にかける橋/ペーパー・タイガー』等に出演し、海外のスターと共に共演していきす。共演したアラン・ドロンやロバート・デニーロをはじめ、多くの海外俳優は三船敏郎のファンだと公言しているそうです。

没後の2016年には、ハリウッドの殿堂「ウォーク・オブ・フェイム(名声の歩道)」入りも果たしました。

まとめ

さて急ぎ足で、三船敏郎さんについてお話してきました。現代においても三船さんの作品は素晴らしいものが多いので、ぜひ見て頂きたいと思います。

三船敏郎さんは1954年の映画『宮本武蔵』で、実際に宮本武蔵役を演じられています。今回のNetflixアニメ『鬼武者』のキャラクターモデルのモチーフとして、どんな風に生まれ変わるのか、今から楽しみですね!