福岡市博多区の市立板付中学校で耳を疑うような事案が発生していますよ。
2014年10月から今月26日までの1年半もの間、飲み水や手洗い場の蛇口からトイレ洗浄に使う再利用水が出ていたんだそうです・・・。
報告を受け、市が大腸菌などの検査をしたものの問題はなかったみたいですが、なんでこんなことになるんでしょ?
再利用水とは?水質に問題は?
まず、事の詳細についてニュースソースを引用させていただきます。
福岡市は28日、博多区の市立板付中学校(496人)で、2014年10月から今月26日までの約1年半、トイレの洗浄に使う再利用水が、手洗いや飲み水に使われていたと発表した。
業者が水道管の接続を誤ったことが原因で、手洗い場や剣道場更衣室など50カ所の蛇口から再利用水が出ていた。
市が大腸菌などを検査したが問題はなく、生徒の健康被害はないという。市によると、14年6~10月、業者がトイレの改修工事で再利用水と上水の既設管と新管を地下でつなぎ合わせる際、取り違えて接続していた。
今月、学校側が手洗い場の水が濁っていることに気付き発覚した。
幸い健康被害が報告されていないってことですが、今回発覚しなければもっと長い間この状態が続いたかも・・・(。-_-。).。oO
それと、検査結果に問題なくても、手洗い場の水が濁ったってだけでも充分に気持ち悪いですよね。
とか言いながらも、私は「再利用水」という言葉を知りませんでした・・・。
トイレ洗浄用に流れる水と、水道の蛇口から出てくる水、これらは同じものだとばかり思っていたんですよね。
調べてみると、再利用水と言うのは「排水再利用」のシステムによって浄化された水のことみたいで、引用すると以下のように解説されていました。
中水道(排水再利用)
上水ほど上質ではないが、生下水よりはるかに浄化され、トイレ用水、散水、冷却・冷房用水、消火用水、清掃用水などに使用できる排水再利用システムのこと。
処理方式は生物処理と膜分離との組み合わせが主流で、使用用途により、水質基準が定められています。出典:weblio
上下水道ってのは聞いたことがあるんですが、中水道って初めて聞いたような気がします・・・。
私、何年も前にマンション管理士の勉強をしたことがあるんですが、何にも活かされておりませんな・・・
試験に落ちたのも当然か・・・w( ̄▽ ̄;)w
板付中学校の改修工事をした水道業者は?
さて、気になるのはこんなずさんな工事をしちゃった水道業者についてですよね。
我らが名探偵が集まるネット上のコミュニティーサイトなんかを見てみたんですが、今のところ会社名までは特定されていませんでした。
現在判明しているのは、福岡市内の水道設備関連業者だということだけです。
水道関連の工事って、水道局の委託を受けて業者が施工するんですかね・・・?
それとも建築会社から水道業者に行くんですかね・・・?
今回は市立中学での工事だから、やっぱり福岡市からの委託を受けた業者ってことなのかな・・・?
だとすれば入札制で勝ち取った仕事ってことかもしれないですね。
安く落札しちゃったから手を抜いちゃった・・・みたいな?
それにしても再利用水と上水の管を取り違えちゃうって、そんなに見間違えやすいものなんでしょうかね?
いずれにせよ、名前が明かされたらこの業者さんはヤバいですな・・・。
残念・・・!