折紙で作られた「女子高校生」という作品が、なんだかネット上で話題になっておりました。
東京大学の折紙サークル「Orist」のメンバーによるもので、ハサミなど一切入れずに1枚の正方形の紙から折られたもの。
画像を見て納得・・・ちょっと想像を超える出来栄えで、こりゃ確かに驚くわ!
「現代おりがみ」なんて呼ばれるそうですけど、私がイメージする折紙とはまったく異なる造形に興味津々であります。
折紙で作られた女子高生とは?
とにかく”百聞は一見に如かず”ということで、画像を確認してみましょう♪
これがネット上で話題の折紙「女子高校生」であります!
作品名は「Japanese High School Girl」。
作者は「菊地柾斗」さんという方だそうです。
これがたった1枚の紙から折られたとは信じられない緻密さです。
でも、展示内容にはしっかり「不切正方形1枚折り」って書かれています。
つまり、一切ハサミなどを使うことなく、1枚の正方形の紙から折られていると・・・。
そう言えばけっこう前に、テレビで西洋風のドラゴンの姿を折紙で折る様子を観たことがありましたっけ。
なんか、私が知っている折紙と言うより、紙を”こねくり回して”無理矢理造形しているように感じたものです。
「これって、二度と同じものは折れないんじゃないの?」
なんて思ったものですが、この「Japanese High School Girl」には、『展開図』まで公開されているみたいなんです。
それがこちら♪
むむむ・・・どこからどう折れば女子高校生の姿になるのか、さっぱり分かりませんな。
でもこんな展開図を見せられるってことは、ちゃんと計算して折られている・・・
つまり、同じものを幾つも折ることができる!ってことなわけですよね。
これが東大生たる所以なのでありましょうか・・・!?
折紙サークル「Orist」とは?
今回の作品を発表した方が所属する東京大学の折紙サークル「Orist」。
「現代おりがみ」の普及と発展、そして折紙を楽しむことを目的に、2008年4月に発足されたんだそうです。
メンバーは50人近くいて、東大生だけでなく、他大学の学生も受け入れているみたいです。
「トイレットペーパーおりがみ」、「おりがみでコミュニケーション」なんていう書籍も出版しているんですね♪
「Orist」は、東大の学園祭でメンバーの作品群を展示していて、毎年けっこうな話題になっているようです。
話しによれば、開成高校をはじめとする高学力の高校には、やっぱり折紙サークルが存在するそうで、部員が研究に訪れたりしているみたい・・・。
高い頭脳を持った人にとって、折紙は共通の魅力が感じられる世界みたいですね。
今回の「女子高校生」もスゴいけど、過去には「初音ミク」らしき作品や、「エヴァンゲリオン」らしき作品も発表されています。
もう完全に折紙に対する印象が変わってしまいました・・・。
何だろう、パズルでも解くような面白さを感じてでもいるんでしょうか・・・?
これらの作品の製作過程や、費やした時間なんかは判然としませんが、かなりの情熱は伝わってきますね。
そう言えば、わりと最近、日本の折紙に魅了された外国人男性を日本に招待するという番組を観ました。
その人が興味を持っていたのは、これらのような「現代おりがみ」ではなかったけど、やっぱり日本人より海外の人の目を引くイメージがあります。
折紙は7世紀に大陸から伝わったそうですが、すっかり日本独自の文化として進化しつつあるみたい・・・。
日本人って、やっぱり手先が器用なんでしょうかね?