エックスキースコアとは?テロ等準備罪が個人情報監視システムで加速する?

 

 

 

個人情報、すなわちプライバシーを監視するシステムが日本にも導入されている!? とかいう気味の悪いニュースが目に入りました。

 

これが「テロ等準備罪」法とタッグを組むと、これまでの日本にはなかったコワい状況が状態化する恐れがあるんだと・・・。

 

こう警鐘を鳴らすのは、あのエドワード・スノーデン氏(33)であります。

 

そのために米国NSA(国家安全保障局)が開発運用していた「XKeyscore(エックスキースコア)」なるシステムが、すでに日本政府の手に渡っているとする暴露話が、ふたたび注目されているみたいなんですね・・・。

 

いったいどうなっちゃうんだろ?

 

 

今さら聞けない!そもそも『テロ等準備罪法案』って何なの?

このアホっぽい記事を書くために、あらためて「テロ等準備罪法案」について調べてみようと思いました。

でも、意外なくらい具体的な情報に辿り着くまでに時間がかかりました・・・。

 

この法案の是非はともかく、国民の7~8割くらいが、「まったく知らない」、「あまりよく知らない」というレベルの認識なんだとか・・・。

 

なので、ちょっと整理してみようと思ったんですが、これがなかなかに面倒でありまして、私自身、正しく理解できているとは言い難い状況なのであります。

 

どなたでも、間違っていたら指摘していただきたいのですが・・・^^;

 

要するに、「テロ等準備罪法案」ってのは・・・、

いくつもの法律を改正して、テロ等の組織的な犯罪に対抗しよう・・・という法案ですかね。

 

その改正対象となる「いくつもの法律」が次の法律たちみたいです。

 

組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律

爆発物取締罰則

刑法

暴力行為等処罰に関する法律

児童福祉法

細菌兵器(生物兵器)及び毒素兵器の開発、生産及び貯蔵の禁止並びに廃棄に関する条約等の実施に関する法律

犯罪による収益の移転防止に関する法律

国際刑事裁判所に対する協力等に関する法律

刑事訴訟法等の一部を改正する法律

⇒ 刑事訴訟法

不動産特定共同事業法の一部を改正する法律

⇒ 不動産特定共同事業法

 

これらの法律を臨機応変(?)に、改正しようという法律案・・・

 

それが、通称「テロ等準備罪法案」と言われる、

「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案」

のこと。

 

で、これがいわゆる「共謀罪」を含む法律の案とされている・・・ってことかな?

 

改正される法律そのものが、何らかの法律を「改正する法律」だったりして、なんだかややこしいですね。

 

組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案

 

改正前の法律と比較して全文をすみずみまでチェックするなんて、とてもする気になりませんな。

法律学科を出てんのに・・・^^;

 

 

XKeyscore(エックスキースコア)とは?すでに導入されてるの?

「エックスキースコア」ってのは、アメリカ国家安全保障局(NSA)が極秘で使用していたというコンピュータ・システムです。

 

「使用していた」と過去形にしたのは、すでにヴァージョンアップされている可能性が高いことと、もう極秘じゃなくなっちゃったからです。

 

アメリカ国家安全保障局 (NSA) および中央情報局 (CIA) の元局員、エドワード・スノーデン氏によって、その存在が2013年7月に暴露されたんですね。

 

これによって追われる身となり、現在はロシアに亡命しているんだとか・・・。

 

 

 

で、このシステムは、ウィキペディア大先生によると、

 

XKeyscoreはNSAのデータ検索システムの1つ

ユーザ・インタフェース、バックエンド・データベース、サーバ、そしてNSAが他の手段で収集した特定の種類のメタデータを選別するソフトウェアから構成される

・F6 – 在外米国大使館と領事館から操作される特別収集サービス(Special Collection Service、SCS)

・FORNSAT – 「外国衛星収集」(foreign satellite collection)を意味し、他国が利用するデータ処理衛星からの傍受を行う

・SSO – 特別情報源操作部(Special Source Operations division)。NSAに属する部門で、ケーブルの盗聴、マイクロ波通信の検知、そしてF6や外国衛星で検出できなかったデータの収集を行う

といった3つの異なる情報源からメタデータが収集される

 

とされていて、なんだかよく分かりませんが、

「電子メールであれ、電話での会話であれ、閲覧履歴であれ、Microsoft Word文書であれ、望むものは全て傍受することができる」

ですってよ!

 

このシステムと、その運用ノウハウが、2013年の時点ですでに日本政府の手に渡っているんだそうです。

 

先日の議会で民進党の議員(だったかな?)から事実関係の確認を要求された安倍首相は、「コメントは控える」みたいな回答だったそうな・・・。

 

ちなみに防衛省も同様の回答のしています。

 

つまり、否定していないんですね!!

 

「そんなの今に始まったこっちゃない」

「今さら騒いでもしかたない」

 

なんて声が聞こえてきそうですけど、なんだか気味が悪いなぁ~って・・・。

 

こんなこと秘密裏にやっているって、許されるんでしょうか?

選挙に当選しちゃえば、国民の是非を問わずに何やってもイイってことでしょうか?

 

なんかヤだなぁ~・・・。