エンジェルロードの島の所有者は誰?立入禁止の恋人の聖地は私有地だった!

 

香川県小豆島の観光名所で、“恋人の聖地”として知られる「エンジェルロード」・・・。

 

干潮時だけ小豆島と大余島をつなぐ砂州(さす)の道が出現するという、ロマンチックな景観が人気のスポットです。

 

ところが2017年6月中旬、このエンジェルロードの途中にある「中余島(なかよしま)」を含む二島の地権者が“立入禁止”の看板を掲げたことで騒動になっています。

 

弁天島と中余島、大余島を結ぶ約500メートルのエンジェルロードですが、これが途中までしか歩けないと・・・。

 

15年にも渡り地元観光協会がPRしてきたこの場所で、いったい何が起きているのでしょうか?

 

そしてこの二島を所有する人物とは何者なのか気になります!

 

 

小島に突如掲げられた“立入禁止”の看板とは?

「道に立って好きな人と手を繋ぐと恋が叶う」

そう言われて人気となった観光スポット「エンジェルロード」は、香川県小豆郡土庄町余島に位置します。

 

関西圏や海外からも観光客を集めていて、その数は年間で20万人とも言われています。

 

エンジェルロードが姿を現すのは1日に2回だけ・・・。

そんな自然現象にロマンを感じ、いつしか“恋人の聖地”として知られるようになりました。

 

2009年に公開された阿部サダヲさん、鈴木京香さん出演の映画ではロケ地にもなっています。

 

 

 

そんなエンジェルロードの途中にある小島に、突如出現して観光客を困惑させているのがこの看板たちであります。

 

出典:twitter.com

 

 

「エンジェルロードはこゝまで!! この先私有地です 立入禁止」

 

これ、エンジェルロードを結ぶ「中余島」の所有者によって、6月26日に設置されたそうなんです。

 

報道によれば次のように説明されています。

 

土地の賃料などを巡り、地元の土庄(とのしょう)町とトラブルになった小島の所有者が設置したものだが、観光客から地元観光協会に1日20件以上の苦情が寄せられる事態になっている。

(中略)

6月中旬、道の途中にある「中余島」など2島を所有する同町在住の男性が、中余島に設置した。

 

地元の観光協会が長年PRしてきた観光スポットが、まさか私有地だったなんて誰も想像しませんもんね。

 

いや、全国を見れば例のあることなんだろうけど、土地の賃料でもめちゃってるって、なんだか興ざめですよね・・・。

 

はたして、この騒動の実態は・・・?

 

 

エンジェルロードの小島の所有者って誰なの?

さて・・・、

 

「この土地の所有者って何者だ!?」

 

なんて声が聞こえてきそうですが、判明しているのは「男性である」ということだけであります・・・。

 

ネット上からはこんな指摘も上がっていますね。

 

 

ちなみに、町はこの男性に島の賃料などとして年間40万円を支払ってきたんだとか・・・。

エンジェルロードの知名度を考えると、けっこう安いような気もしますね。

 

またこの男性は、安全面を考慮していて、観光客が島の岩へ登るなどの行為をやめさせるよう町に求めていたんだそうですよ。

 

で、今回の看板設置を強行したってわけですかね。

 

これらに対し町は、

「景観が損なわれるから配慮して・・・」

なんて言っているそうです。

 

これら急なドタバタ劇について、ネット上には次のようなご意見があがっておりますよ。

 

 

なんか「私有地」って言われると、「じゃ、しょうがないね・・・」ってな気分になるのはどうしてですかね?

 

でも、「聖地」ではなく「私有地」だった!・・・なんてオチで、チャンチャン♪ってのも、なんだかね・・・。

 

 

あ~・・・、たぶん交渉はしたんでしょうけど、売ってくれなかったんじゃないかな・・・。

 

それとも、こんなに人気スポットになるとは思わなかったもんで、まずは借りることにした・・・とか?

 

とにかく、長い間PRして広く知られることになっちゃったんだから、町にはそれなりの責任はあるはず。

 

ここはしっかり交渉してもらうしかないですね。

 

【追記・・・2017/7/6】

記事をお読みくださった方から情報を頂戴しました。

どうやら、小島の所有者の方は“被害者”だと言ってもイイくらいの実態があるようです!

 

・2年ほど前、町が勝手に私有地を観光地としてPRし、賃料の40万円を支払い始めた。

・町は、ゴミ処理や安全対策を丸投げ状態。

・危険な崖に登る観光客が後を絶たず、所有者は町に安全対策(広報等に注意書きなど)をしてくれるよう頼んでいた。

・ところが町は何の対策もしないため、ついに所有者が怒った。

 

こういう経緯について、ニュースでも流れていたそうです。

 

町は、安全対策やゴミ処理、さらに景観の整備まで所有者に丸投げしていたんでしょうか?

 

島を所有していると税金だけでも赤字・・・。

しかも、危険行為によるケガ人でも出れば、これまで所有者の責任になるそうな・・・。

 

これが事実ならば、まるで意味合いが変わってきます。

これはかなり問題視するべきケースだったわけですね。

 

情報収集や知識が足りず、誠に申し訳ございません!

ご指摘に感謝しつつ、追記させていただきました。