真昼の悪魔ネタバレ!原作の結末&あらすじは?ドラマとの違いを比較!

出典:tokai-tv.com

 

 

ここんとこ何日か晴天が続いていた静岡ですが、今日は昼前から雨が降り出しております。

 

昨夜は久しぶりに地元の友人と遊びに出かけまして、ほどほどにするつもりが、ついつい飲みすぎて酔っ払っちゃいました・・・。

 

この日スタートする新ドラマ「真昼の悪魔」をしっかり観て、感想なんかをしたためようと思っていたんですけどね。

 

でもなんとか、何度も落ちそうになるマブタをこじ開けて視聴しましたよ。

田中麗奈さんの怖い演技が眠気を払ってくれましたし、なかなか見ごたえのある作品に仕上がっているようであります。

 

この記事を書き終えたのは翌日夕方の今になっちゃったけど・・・。

 

意外にも読書家の私は、もう20年くらい前に遠藤周作さんの原作を読んでいるんです。

 

もうね、薄っすらとしか記憶が無いんですけど、タイトルさえ忘れるのが常の私としては、20年前の読後感を覚えているってことで上々なんですよ。

 

どうしてあの、決してい感じの良くない作品を今ドラマ化するのか・・・?

 

そんな素朴な疑問も感じつつ、大好きな田中麗奈さんが主演するってことで楽しみにしておりました。

 

そんなわけで、今日は原作のネタバレと、ドラマ版との比較とか感想を、ちょっとだけご紹介しようと思います。

 

 

ネタバレ注意!原作「真昼の悪魔」のあらすじと感想

さて、いきなりですが、遠藤周作さんによる「真昼の悪魔」原作のあらすじをご紹介しちゃおうと思います。

 

1980年代に発表されたもので、現代の情景とはけっこうな違いがありますが、文化勲章受章者でもある作家の力強い表現、人物描写などが印象的な作品であります。

 

末尾にほんのちょっとだけ感想も書かせて頂きました。
小説家を志す大学生の難波。
結核を患って関東女子医大附属病院に入院することになった。

病院には魅力的な4人の女医がいる。

イングリット・バーグマンに似たテニスが得意な浅川女医。

明朗快活で笑顔が魅力的な渡来女医。

優しく落ち着いていて姉のような存在の大河内女医。

親身に患者の話に耳を傾ける田上女医。

難波の担当は大河内女医に・・・。

病気療養中、自分のベッドを使っていた前の入院患者が、まるで何ものかから逃げるように退院して行ったという話を耳にする。

小説家志望だけあって興味を抱いた難波は、知り合った病院の芳賀という清掃員の協力の下、真相究明に動き出す。

その間、病院内で次々と起こる奇怪な出来事・・・。

院内の池で溺れる女児、

点滴のミスで命を落としかける入院患者、

それらの裏に見え隠れする女医の姿・・・。

はたして4人の女医のうち、誰が一連の事件に関わっているのか?

 

どんな人間の心にも、「いつの間にか埃が部屋にたまるように密かに目立たずに入り込む」悪魔とも呼ぶべき変調。

カトリックだったとされる遠藤周作ならではのテーマです。

 

冒頭で、ある女医が神父のもとへ懺悔に訪れます。

どんなに残虐非道なことをしても、罪悪感や嫌悪感、そして快感すらも得られない自分は異常なのか?・・・と。

 

「異常ではない」

と語る神父は、心に悪魔が入り込んでいるだけであり、それが愛する気持ちを失わせ、無感動にさせている、と説きます。

 

神父の言葉を額面どおりに受け入れられない女医・・・。

それこそが、優しいことで評判の大河内葉子女医だったのです。

 

彼女は催眠術で患者を操り死に追い込んだり、男児に女児を池で溺れるように誘導したり、注射を意図的に間違えたり、さらには寝たきりの高齢な患者に人体実験をするなどの非道な犯行を重ねていました。

 

そして難波は、ついにそれらの真相を暴き出します。

 

ところがその訴えは一笑に付され、そればかりか、精神疾患による誇大妄想だとして精神科病棟へ移されてしまいます。

 

おかげで裏の顔がバレずに済んだ大河内女医・・・。

 

これまで同様に悪魔の如き所業を繰り返すものの罰されることもなく、愛情など感じられないままに資産家男性と結婚するのです。

 

その後、難波はどうなったのか?

 

実は、先ほどの神父に助け出されていました。

 

普通の生活を取り戻した難波の通う大学で、神父は次のような話をしています。

 

この世の悪が、新聞に載っているようなものだけなら簡単だ、

嫉妬や貧困によって引き起こされる悪には同情もできる、

しかし、悪魔が行う悪はそんな程度ではない、

しかも、目に見えないウイルスのように人間の心に入り込むものだ・・・。

 

 

 

 

物語には、大河内女医がハツカネズミやトカゲ、さらには入院患者へと、日常的に非道な行為に及ぶ姿が描かれます。

 

その様子は正しく悪魔そのもの・・・。

 

のらりくらりと素顔を隠し通し、平然と存在する悪の権化・・・。

 

そして美しい女医という設定が堕天使(悪魔)を連想させ、読む者に情景を思い描かせてくれます。

 

それにしても・・・、

唐突であっけなく後味の悪い結末で終えることに、原作者の遠藤周作さんはどんなメッセージを託しているのでしょうか・・・?

 

人間生活のそこかしこに例えることができそうなテーマだし、解決されないラストには、決して無くなることのない虚しく腹立たしい現実がイメージされます。

 

問題提起と言うよりは、警告、注意喚起、いや、存在する真の悪に対する嘆きのようなものを感じます。

 

 

ドラマ版と原作を比較!視聴者の感想や評判は?

30数年前の原作を実写化するということで、今回のドラマ版「真昼の悪魔」には現代的なアレンジが施されているようです。

 

小説家志望の青年、難波が入院する理由も急性虫垂炎という設定になっていますね。

 

原作では4人の女医の中の誰かが犯人・・・という謎解きの色合いもあったように思いますが、ドラマ版ではのっけから大河内女医がクローズアップされています。

 

それ以外にもところどころの設定に脚色が見られるようです。

 

 

【公式】オトナの土ドラ『真昼の悪魔』 2月4日スタート

 

2月4日放送の第1話『衝動』のあらすじについては、公式サイトに次のように書かれています。

 

関東の病院で医師として働く大河内葉子(田中麗奈)。彼女のもとに小説家志望の青年・難波聖人(中村蒼)が腹部の痛みを訴え運ばれてきた。すぐに急性虫垂炎だと診断し、テキパキと処置をしていく葉子。激痛に耐える難波の顔を両手で優しく包み、笑顔を見せる。地獄の苦しみの中、美しい女神のような葉子の姿に、難波の気持ちは少し和らいだ。

手術は無事に成功。歩けるまでに回復した難波は、ふとしたきっかけで清掃員の芳賀明善(篠原篤)と知り合い意気投合する。その日の夜、病室を整理していた難波は、引き出しの奥からメモ用紙を見つける。そこには病室名と患者の名前が汚い字で雑然と書かれていた。好奇心を覚えた難波は、病院の事情に詳しい芳賀に調べてもらうことに。するとメモ用紙に書かれた患者は全員亡くなっていることが分かり、難波は妙な胸騒ぎを覚える。
一方、後輩に強引にパーティに誘われた葉子は、その場で大手ホテルチェーンの御曹司・大塚光(大倉孝二)と出会う。一目ぼれした大塚は、早速葉子を口説きにかかる。

葉子の担当患者である寝たきり老女の容態に変化があり、新たな治療が必要となった。そのことを娘の小林照美(朝加真由美)に告げる。入院費に加えて新たな治療費に悩む照美に対し、葉子は力になれる事があればできる限りの事をすると、優しく微笑む。
しかし照美がいなくなると、葉子はベッドの傍らから、眠っていて反応のない老女を冷たく見下ろし、語りかける。
「娘さん、お金が大変なんだって………どうしたらいい?」

葉子は教会の懺悔室を訪れる。そこで神父(伊武雅刀)に“悪魔の話”に興味があると話す。「人を傷つけても何とも思わない、悪への衝動が抑えられなくなる」と声を上げる葉子。そんな葉子に神父は、「人のためになる善い事をすれば心の救いが与えられる」と諭す。その言葉を受け葉子が向かった先は、寝たきりの老女の病室だった―――

引用元:tokai-tv.com

 

視聴後の感想については、ネット上ではなかなかの好評みたいですね。

 

多くの方が田中麗奈さんの怪演に目を奪われている様子であります。

 

 

 

[s_ad]

 

20年以上前、私は一人暮らしをする東京のアパートの一室に、田中麗奈さんのポスターを貼っておりました・・・。

 

まだとても少女っぽいイメージの写真で、ショートカットでボーイッシュなファッションで、実に初々しくて可愛い印象でした。

 

それが今や、実にヤバすぎる女医を演じているわけで、その姿に見惚れながらも年月が過ぎる早さを痛感している次第です・・・。

 

さてさて、2月11日放送の第2話『実験』では、大河内葉子の非道な行いがさらにエスカレートする気配・・・!

 

 

【公式】オトナの土ドラ『真昼の悪魔』 第2話 2月11日放送

 

実験ってタイトルからしてヤバいですわ。

 

大倉孝二さん演じる大手ホテルチェーンの御曹司・大塚という役どころ・・・原作にあったかどうか思い出せませんが、なかなか面白いですね。

 

第2話でも活躍してくれそうです♪

 

あらすじについては公式サイトに次のように紹介されています。

 

 老女が謎の死を遂げた。教会の懺悔室にやってきた葉子(田中麗奈)は神父(伊武雅刀)に心情を吐露。人の苦しむ姿が生きている実感を与えてくれると話す葉子が悪魔に支配されていると感じた神父は、救いへと導く道しるべになると、聖書を学ぶよう諭す。

病室で見つけた患者名が書かれたメモが気になっている難波(中村蒼)は、芳賀(篠原篤)の協力のもと調査を開始する。難波は葉子にそれとなくメモの謎を話してみるが、軽くあしらわれる。また秘密を嗅ぎまわる難波に対し、先輩でもある医師・吉田(鈴木省吾)は病院を敵に回さぬようにと忠告する。すると難波は謎の腹痛に襲われるなどのトラブルに巻き込まれる。

そんな折、最初のデートで葉子に一方的に弄ばれた大塚(大倉孝二)は、突然病院に訪れ、葉子に新たなデートの約束を取り付けた。しかし、葉子のまたしてもつれない態度に大塚は苛立ちを隠せない。

小児科病棟には、仲良しの2人の児童が入院していた。先に退院してしまう女児を寂しく思う男児が「まだ治らなければいいのに」と言うのを聞いた葉子は、聖書の一節をもとに、ある企みを実行する。

引用元:tokai-tv.com

 

原作どおりに進むのであれば、今後清掃員の芳賀もキーパーソンになって行くような気がします。

 

また、結末は実にいやぁ~な感じなんですけど、ドラマ版がそれをどう料理するのかが楽しみでもあります。

 

ところで、役者さんって撮影期間中は役が染み付いてプライベート時でも抜けない、なんて言う方も多いそうですよね。

 

一種の自己催眠状態なのかな・・・?

 

田中麗奈さんも会見でそれっぽいエピソードを語っていたみたいだし・・・。

 

昨2016年に5歳上のお医者さんと結婚されていますよね。

 

悪魔の心を持った無感情な女性が、毎日家に帰ってくる・・・怖っ!

 

あ、でも、現実世界では旦那の方が医者・・・なんかややこしいな。

 

とにかく今は、原作のことは忘れて、今後の展開を楽しみにしたいと思います♪

ネタバレシトイテ、ヒドイナ(ο・д・)(・д・`ο)ネー

 

【参考】Yahoo!ニュース livedoorニュース Twitter Wikipedia