東京電力変電施設火災の原因は?都内の大規模停電は送電ケーブル老朽化?

 

10月12日の午後、埼玉県新座市野火止にある東京電力の関係施設から黒煙が吹き上がり、東京都内で大規模な停電を引き起こした今回の火災・・・。

 

池袋や練馬、中野など、実に58万6000戸ほどに影響が出たそうな・・・。

 

東京で暮らした数年前まで、乗り換えで頻繁に利用した西武池袋駅の混雑ぶりが、懐かしいような切ないような感じでした。

 

朝のラッシュでもあそこまでゴチャゴチャしてなかったんじゃないかな?

 

電気のありがたみを思うと同時に、東京電力の責任の重さをあらためて実感しました。

 

そもそも、火災が発生した東電施設って何なんでしょうね?

 

そして出火した原因は何だったんでしょうか?

 

 

 

こ、これはかなりヤバい状況ですね!

 

黒煙ばかりが目立っていたけど、一時はこれほどの炎が上がっていたんですね!

 

今回の火災現場をストリートビューで確認してみると、こんな感じの場所でした。

 

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この柵に囲まれた部分が、東京電力の変電施設とやらの入り口みたいです。

 

これが数キロ先の場所からも確認できるほどの黒煙を吹き上げて燃えたんですね・・・。

 

しかも地名が「野火止」って、何かの冗談にしか思えませんわ・・・。

( ̄▽ ̄;).。oO

 

 

聞くところによると、問題のケーブルは地下6.2メートルの場所にあって、3本ずつに束ねられたものが、さらに6つに束ねられていたんだそうです。

 

東電の記録によれば、これらのケーブルは35年ほど前に設置され、これまでに交換されたことはないんだそうです。

 

これらのケーブルの経年劣化から漏電し、絶縁用の油に引火した・・・という可能性が考えられると言われています。

 

 

絶縁体っていうのは、その名のとおり電機や熱を通しにくくするためのものですね。

 

銅線なんかを覆っているゴム状の、あるいはプラスチック製のパイプなんかもその一種です。

 

その絶縁体の液体ヴァージョンのひとつに絶縁油があるんだそうです。

 

JIS日本工業規格では、次のように定義されています。

 

・絶縁耐力が大きいこと。
・粘度が低いこと。
・引火点が高いこと。
・凝固点が低いこと。
・機器を侵食しないこと。
・電気的、化学的に安定していること。

引用元:Wikipedia

 

漏電対策として絶縁油が使われるってことは何となく理解できます。

 

さらに、低温にも高温にも強いことが求められているみたですね。

 

凍結や火災にも強いはずだった・・・ってことでしょうか・・・?

 

ツイッター上には次のようなコメントが見られました。

 

 

確かにこれが原因の一端だとするなら、全国的に再検査しなくちゃ!って思いますよね。

 

 

ええっ! そういうものなんですか?

 

でもこれまでのそういった常識に問題がないとは言い切れないですよね?

 

世の中の「普通は・・・」っていう表現には、時々不信感を抱いてしまいます。

(¬д¬。).。oO

 

 

ケーブルの接続部・・・ですか・・・。

 

ほかにも色々なご意見が飛び交っていますが、私ら素人には判然としませんね。

 

今日13日に実況見分が行われるそうなんで、徐々に原因が明らかになると思います。

 

我々がいかに無意識レベルで電気に頼った生活を送っているのかを思い知らされる今回の一件・・・。

 

早急な対策をお願いしたいところであります。