碧山VS千代鳳に疑問!名古屋場所2016で木村晃之助の采配はどうなの?

 

休場休場でなんとも寂しい状況の2016年名古屋場所・・・。

 

皆さんご存知のとおり(?)、私は大相撲が大好物なんですが、今日7月16日の取り組みには納得のいかない一番がありましたぁ~・・・。

スモウミナガラノイッパイガダイコウブツ(ο・д・)(・д・`ο)ネー

 

ものすごぉ~く嫌な感じで、その後の取り組みを観ている間もモヤモヤさせられた一番・・・。

 

それが碧山VS千代鳳でありますよ。

 

勝敗を明かすと、あっけなく千代鳳の負けだったんですが、その内容がどうにも合点がいかないわけであります・・・。

 

 

名古屋場所7日目の碧山VS千代鳳の状況は・・・?

この一番の行司を務めるのは木村晃之助

 

大相撲ファンならご存知の、

「手をついて!」

って、必要以上にうるさい行司です。

 

促すのは当然だろうけど、勝負のキビってのがあるんだから、もう少し辛抱してやってよって、いつも思わされる行司さん・・・。

 

で、この日、巨漢の碧山と相対する千代鳳でしたが、立ち合い直後から不自然な受け身一辺倒で、あっけなく押し出されちゃいました。

 

勝敗がついた後も、複雑な表情で行司や審判らに目を向ける千代鳳・・・。

 

スローで流された映像には、

 

「まった、まっただってば!」

 

のように動く千代鳳の口元がはっきり見られ、それでも容赦なく碧山は重い突き出しを繰り出しています。

 

結局は戦意が定まらないままの千代鳳が、碧山に簡単に突き出されて黒星・・・。

 

大相撲ファンなら「おや?」って感じたんじゃないでしょうか・・・。

 

 

立ち合いの厳粛化と行司の見る目が中途半端なんじゃないの?

この日の取り組みについては、ネット上に様々な意見が見られます。

 

 

実は、現在の審判団になってから、立ち合いの際にしっかり両手を土俵についてからっていう本来のルールについて厳しいチェックが始まっています。

 

でも、本来のルールとは言え、これまではけっこう曖昧だったんですよ。

互いの空気が合ってドンって立ち合えればOK的な・・・。

 

でもそれを厳粛化して、ちゃんと両手がついてから立たなくちゃダメっていうチェックが厳しくなっているんです。

 

行司はもちろん、審判団まで目を細めてチェックしているんですね。

 

だから「まだまだ!」とか「ダメダメ!」って言って仕切り直しを要求するわけです。

 

そうなっちゃうと、当の力士は審判長から「何やってんだ!」って怒られちゃうし、神経質に考えちゃう力士だっているわけですよ・・・。

 

で、今日この日、いつもあらかじめ両手をしっかり土俵について仕切る千代鳳は、おそらく碧山の左手がちゃんとついていないことを見ちゃったんだと思います。

 

「あ、ついてない」って・・・。

 

その瞬間、口うるさい感じの行司、木村晃之助が、

 

「のぉったぁ~!!(のこったぁ~)

 

って言ったわけで、それを「待った」とか「まだまだぁ~!」って言ったのとの勘違いしたとしても不思議はないと思うわけです。

 

取組後のインタビューで、千代鳳は、

「”待った”だと思った」

と言い、

 

対する碧山は、

「立ち上がってから(千代鳳が)待ったと言う声を聞いたが、遅いですよね」

みたいなことを言っていたようです。

 

おそらく、冷静だったのは碧山だろうし、立ったからには力を出さなくてはいけなかったんでしょう・・・。

 

でもね、スローVTRで見ると、明らかに碧山の左手が宙を泳いでいて、土俵についていないんですよ・・・。

 

これだけ厳しく指導されている中、それを目にしちゃったら「待った」がかかるって思うでしょ?

 

いや、何が言いたいかっていうと、

「行司や審判は何を見ていたの?」

ってことですよ!!

 

これだけ締め付けを厳しくすれば、力士だって気を使うはずです。

 

相手の手がついていなけりゃ「あれ?」って思うでしょ?

 

ルールを重んじるって方針にしたんなら、とことんやってよって話ですよ!

 

行司も審判もスルーしちゃったら、力士は誰を信じればいいんですかって・・・。

 

そりゃ、待ったがかかろうが何しようが、全力で立ち合えばいいって話もあるんですけど、相手のせいで待ったがかかると、それだけで体力的にも戦略的にも負担になるわけですよ。

 

立ち合いってのは、力士の互いの気のぶつかり合いですよね?

 

これが大相撲の醍醐味でもあると思うんです。

 

その空気をくんでくれない行司の木村晃之助が「手をついて!」ってうるさく言うのも気に障ります・・・。

 

でも、これほど曖昧な状況でルールを強いるのなら、いっそのこと互いに両手をついてから「よ~いドン!」で仕切ればいいんじゃないの?って話になっちゃう・・・。

 

日本古来の国技や武道の「気」の精神なんかどっかいっちゃうと思いますけど、勝負のフェアを考えるならそうすれば!?って感じです・・・。

 

【参考】Twitter